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コエンドとエンドは和と積の関係に似ている.

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記法について.

今回は,
コエンドを

cCH(c,c)

エンドを
cCH(c,c)
と表す.
また,プロ函手H:Cop×DSet
HDC
と書く.
上付きの添え字は反変成分,下付きの添え字は共変成分を表す.
つまり,XCDEX:C×D×EopSetを表す.
代入されたプロ函手H(a,)は括弧を付けてHD(a)と表す.

プロ函手の合成.

2つのプロ函手それぞれに同じ添え字があり,それぞれ添え字が上下の関係になっていた場合,プロ函手は合成可能であり,
プロ函手ECD,FDEについて
その合成ECDFDE:Eop×CSetはコエンドを用いて次のように計算される.
ECDFDE=dDEC(d)F(d)E
ここでEC(d)F(d)Eとは函手Eop×CSetであり,cC,eEに対して集合E(c)(d)F(d)(e)の直積E(c)(d)F(d)(e)を対応づける函手である.

プロ函手の合成の結合性

プロ函手
ECD,FDE,GEFの合成ECDFDEGEFは次の二つの合成方法が考えられる.
ECD(FDEGEF)=ECD(eEFD(e)G(e)F)=dDEC(d)(eEF(d)(e)G(e)F)
または,
(ECDFDE)GEF=(dDEC(d)F(d)E)GEF=eE(dDEC(d)F(d)(e))G(e)F
しかしこれらは一致する.
エンドとコエンドは連続函手と交換し,直積は連続函手であることを用いる.
すると次が成り立つ.
dDEC(d)(eEF(d)(e)G(e)F)=dD(eEEC(d)F(d)(e)G(e)F)
また,コエンドとエンドにはFubiniの定理が成り立つので,
dD(eEEC(d)F(d)(e)G(e)F)=eE(dDEC(d)F(d)(e)G(e)F)
今一度直積とコエンドを交換する.
eE(dDEC(d)F(d)(e)G(e)F)=eE(dDEC(d)F(d)(e))G(e)F
つまりプロ函手の合成において結合順序を考えずにECDFDEGEFと記しても問題ない.

プロ函手の指数法則

Hom函手のことをHom(a,b)=baと表す.
ここで集合Eとプロ函手ACCを考える.
この時次が成り立つ.
EcCA(c)(c)=cCEA(c)(c)
Hom函手も連続函手であり,エンドとコエンドと交換するが,第一成分が反変成分となっていることに注意する.
EcCA(c)(c)=Hom(cCA(c)(c),E)=cCHom(A(c)(c),E)=cCEA(c)(c)

投稿日:2024611
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