去年9月に行われた東大寺学園の文化祭で、数学研究部の懸賞問題に2問自作問題を提供(?)したのでそれの答えを書いておきます。
3つの三角形A₁B₁C₁、A₂B₂C₂、A₃B₃C₃において、
B₁C₁=B₂C₂=B₃C₃
∠B₁A₁C₁+∠B₂A₂C₂+∠B₃A₃C₃=90°
∠B₁C₁A₁=∠B₂C₂A₂=∠B₃C₃A₃=90°
A₁C₁=4,A₂C₂=5,A₃C₃=7
が成り立ちました。これら3つの三角形の面積の和を求めてください。
それぞれの三角形を2個ずつ用意し、うまく貼り合わせることで3辺の長さがそれぞれ4+5、5+7、7+5であるような大きな三角形を作ることができる。この大きな三角形の面積はヘロンの公式より8√35であるから、求めたい面積の和は4√35とわかる。
略記
A₁B₁C₁、A₂B₂C₂を二個ずつ下図のように貼り合わせる。
丁寧
すると$\triangle$D₁C₁B₁$\equiv$$\triangle$D₁C₂B₂$\equiv$$\triangle$A₃C₃B₃
がわかる。あとは略記と同様。
三角形ABCにおいて、
直線BC上にA₁、A₂をA₁BCA₂の順にA₁B=BC=CA₂を満たすようにとり、
直線CA上にB₁、B₂をB₁ACB₂の順にA₁B=BC=CA₂を満たすようにとり、
直線AB上にC₁、C₂をC₁BAC₂の順にA₁B=BC=CA₂を満たすようにとると、三角形A₁B₁C₁と三角形A₂B₂C₂の外接円どうしの2交点と点Aは同一直線上にあることを示せ。
にもんめ
三角形A₁B₁C₁の外接円をω₁、三角形A₂B₂C₂の外接円をω₂とする。Aがω₁とω₂の根軸上にあることを示せばよいから、ω₁とω₂のAの方べきが等しいことを示す。
ω₁と直線AC₁の交点をD、ω₂と直線AC₂の交点をEとする
B₁A₁//AC₁、 C₁A₁//AB₁、 C₂A₂//AB₂、 B₂A₂//AC₂
より、∠AB₁A₁=∠A₁C₁A=∠BAC=∠A₂B₂A=∠EC₂A₂
よって、∠DB₁A=180°-2∠BAC=∠AB₂E
また、∠DAB=∠EAB₂だから、
$\triangle$AB₁D$\backsim$$\triangle$AB₂Eであり、相似比は1:2
DA×C₁A=EA×C₂Aとなり、ω₁とω₂のAの方べきが等しいことがわかる。よって示された。
11は、Geogebraをいじってたら発見しました。
来年の文化祭も面白い懸賞問題を作っていく所存です。乞うご期待!