書く動機
高校数学の極限の計算でを取る時によく使われているが、これに焦点を当てた証明が中々見つけられなかったので、命題と証明を作っておく。
仮定
①がの上の連続関数で、逆関数を持つ
②
③がに収束している
結論
はに収束する。
証明
仮定④より、
仮定①より、はの収束先()で連続なので、
仮定①よりを作用させて、
よって示された。
具体例
が成り立つならば、
仮定を壊して作る反例1
=4だとしても、はの定義域が実数の時は逆函数がないので、はに収束しているのかに収束しているのか分からない。
仮定を壊して作る反例2
と
を考えると、
しかしはfの逆函数の定義域に入っていないので、命題のようにを計算できない。