まず,言葉を準備します.
-加群
を群,をAbel群とする.写像が定義され,この写像が次の条件を満たすとき,を-加群という.
(1)
(2)
(3) (はの単位元)
を有限次ガロア拡大とします.このとき,としてやをとると,これらは-加群となります.
-加群に対して次コホモロジーを定義します.
まず,をからへの写像全体とします().のときはと定義します.がAbel群であることからこれらは自然にAbel群の構造を持ちます.
境界作用素を次のように定義します.についてを
は明らかに準同型写像です.
補題1よりコホモロジー群を定義することができます.ちゃんと書けば,
コサイクルを,
コバウンダリーを,
で定義して,次コホモロジー群を
で定義します.
これについて以下が成り立ちます.
この証明は必要な補題も込みで次回行います.