お久しぶりです ぴーです
以前AoPSを漁っていたらこんなものを見つけまして...
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Prove that
AoPSにLatexコード表示機能があってまじで良かったなと思ってます 感謝
それはそうとして、まぁ見るからにやばいですね 難問とかいう次元じゃないです そもそもなんの分野なんでしょうか
ということで、これを解読していきたいと思います
の前に、ほとんどの人はRELSMOを知らないと思うので(僕もこれを見つけて初めて知った)説明します
まず
ELMO
(Experimental Lincoln Math Olympiad)というアメリカの数オリがあります
問題はAoPS→USA Contests→MOP Contestsから見れるので、もしかしたら見かけたことある人もいるかもしれません
この大会は1チーム約6~7人のチーム戦であり、毎年AoPSで募集がかけられています 非公式(?)だけど問題はちゃんとしてる
正直情報源が少なくて真偽も微妙なので詳しくは上のリンクから見てください
まぁそんな感じのELMOですが、こんな説明が書いてあります
DeepLに突っ込んだ
簡単にまとめると、ELSMOとRELMO(RELSMO)はおふざけ数学コンです
実際に見てみると、ELSMOは問題用紙がふざけてます
問題自体はELMOと同じです(例外有)
2017年 これでもまだ優しい方
2012年から開催されていて、解読難易度は
(2012)<2014<2013<2016<2021<2023<2020<2017<2019<2018<2022
です これを解読するのも面白いかも?
一方、RELMO(RELSMO)は大学数学を使ったり、知識一発ゲーだったり、普段なら出題されないような問題が出題されています
比較的新しく、2022年から始まっています
不等辺三角形
問題文おかしいですがそのまま書いてあったので...
この問題も深く考えないほうがいいです
解説はAoPSから見れます
前置きはこれくらいにして、いよいよ解読に入りましょう
文字列をよく見てみると、
次で解読の半分くらい進んじゃいますが、実は問題文をよくよく見てみると、2行目の終わりから
4行目の終わりから
7行目の前半から
と、ほとんど同じ文字列が繰り返されています(最後が
これをそれぞれ
さらに
ただし
とする.
かなりスッキリしました(?)ね
ここからは数学的考察を含んだ解読をしていきます
まず
はそれぞれ
と同値です。言われてみれば問題文に
また括弧を頑張って追っていくと、問題文の構造は
「
「
ただし
とする.
ここまで解読できてもまだややこしいのは中括弧や大括弧が使われていないからだと思うんですが、何重にも重なっているので使っても意味ないんですよね...
次に、問題文の後半
を考えます。
まず、構造としては
となり、これは
「
と同値です。
ここで、
次に、
まず、
「
となります。これはずばり
次に、
「
となります。
またこれは
以上を踏まえると
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最後に、
「
となります。
以上より
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となります!解読完了!(文章が不自然なのはおいといて...)
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とはいえ、せっかく解読したので解きたいですよね。
問題文は以下のように言い換えられます
正整数
解こう...と思ったんですが、これ未解決らしいです かなしい(もし解決していたら教えてください)
不完全燃焼なのでおまけとしてこういう問題を一問作ろうと思ったんですが、エイプリルフールというちょうど良い時期が来たので公開しました
なのでこれ以上は特に無いです...
最後まで読んでいただきありがとうございました