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大阪

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2016 阪大理系数学の難易度

 あくまでも個人の体感ですが,31半は狙えるのではと思いました.4は本当に難しいですが,それ以外はきっちり取っていきたいです.

4(1)の個人的解答

 どこから手をつけたら良いのかはさっぱりです.一般のnについて愚直に証明するのは難しいので,手間がかかることを承知で数学的帰納法を狙います.
 cn=2NAnSnとします.n=1のときは明らかです.n=kのときに成立を仮定します.ここで直面する問題がAk+1です.kが奇数ならばAk+1=Akkが偶数ならばAk+1=(k+1)Akとなるので,まずは偶奇で場合分けを実行します.

kが奇数のとき

Ak+1=Akより,
Ak+1Sk+1=AkSk+Akk+1
Nm=[log2n]とします.

k+12の冪で表されるとき

Nk+1=Nk+1,k+1=2Nk+1となります.
よって,ck+1=2ck+Ak
これは奇数です.

k+12の冪で表されないとき

Nk+1=Nkです.
k+12NkAkの約数なので,2NkAkk+1=2l(lN)
となるので
ck+1=ck+2l
これは奇数です.

kが偶数のとき

Ak+1=(k+1)Ak,Nk+1=Nkです.よって,
ck+1=(k+1)ck+2NkAk
これは奇数です.

k+1でも上手くいったので,数学的帰納法成立です.

投稿日:202421
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pqr_mgh
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