2016 阪大理系数学の難易度
あくまでも個人の体感ですが,完半は狙えるのではと思いました.は本当に難しいですが,それ以外はきっちり取っていきたいです.
4(1)の個人的解答
どこから手をつけたら良いのかはさっぱりです.一般のについて愚直に証明するのは難しいので,手間がかかることを承知で数学的帰納法を狙います.
とします.のときは明らかです.のときに成立を仮定します.ここで直面する問題がです.が奇数ならば,が偶数ならばとなるので,まずは偶奇で場合分けを実行します.
が奇数のとき
より,
とします.
がの冪で表されるとき
となります.
よって,
これは奇数です.
がの冪で表されないとき
です.
はの約数なので,
となるので
これは奇数です.
が偶数のとき
です.よって,
これは奇数です.
でも上手くいったので,数学的帰納法成立です.