コラッツ予想を肯定する証明
1 コラッツ演算による一般式の定義
コラッツ演算を次のように定義する。
つまり、偶数演算が要求された場合、偶数演算は、一度要求されたら奇数になるまで回実行されます。このように定義すると、奇数 と偶数 に分けることができる。 ただし、偶数演算の初回は 、以下 などとする。
この定義に基づいて、奇数演算の回数 と偶数演算の回数を変数とし一般式を定義する。与えられた最初の奇数自然数をとし、偶数自然数ををとする。Collatz m 回で指定された奇数演算を繰り返した結果は、 とになります。又、奇数演算が出来るのは、とし、1の奇数演算を禁止し、収束条件とする。
初めに与えられた自然数が偶数の場合
ここで は変数で で、奇数になるまで 2 で偶数演算されます。次に奇数演算が行われ、
結果として、
その後、コラッツ演算が繰り返えされ、一般項は、
(1)
但し、
とする。
以下の記事は間違っています。
2 Collatz 操作によって生成される循環シーケンスの有無
とすると、
偶数割る奇数であるから、
で、では右辺が負数になるのでとする仮定は背理し、で有るから、を考えれば良い。。
の場合、
で有るから、整除されるが、奇数演算が行われる前には1に収束するから除外されている。依って、の場合のみ次の計算に移行できる。
の場合、
で有るので、で有るが、 で無ければならないので、
整除出来ずとする仮定は背理しで有る。依って、
で有る。
と仮定すると、
で有る。
で有るから、
で有るなら、恒等的に成り立つ。
で計算したように、
は、仮定の条件に関係なくコラッツ演算に従った計算による結果でも有るので、とする仮定は肯定される。
よって、
で有る。
とすると、と同様に計算される。又、の場合、
で有るので、とする仮定が背理し、で有る。
の場合、
は、の続きとして、計算されるが同じで計算されるので有るから、
である。よって、
で有るので、自然数に整除出来ず、とする仮定は背理しで有る。よって、
で有る。
の場合、と仮定すると、
で、
と仮定すると、整除出来ないから、
で仮定は肯定される。
又、の場合、の仮定は肯定される。
の場合、
は、と同じの続きとして計算されるから、
で有るから、自然数に整除出来ず、
で有るので、とする仮定は背理しで有る。
よって、で有るから、数学的帰納法により循環数列は無い。
3 発散の有無
- 式から、
に収束すると仮定すると、
となる。
****以下の記事は間違いを含んでいます。*******
3ー1 分割項の発散の有無
3ー1ー1 の場合
右辺第一項は、とすると、は最初に与えられる自然数なので有限の値であるから、
右辺第二項は、
は最初に与えられる自然数なので有限の値であから、も有限である。
となる。 第三項は、
は最初に与えられる自然数なので有限の値であるから、も有限である。依って、
右辺第三項以降も0になる。
最終項は、
で有るから、としたから、 依って、 で有るから、
で有るから、
依って、とする場合、
で,
は有限である。又、とする場合は分母がより大きくなるので、同様に は有限である。
3-1-2 の場合
の場合を検討する。
しかし、の場合、全部の割り算が1回で無ければならないが、と仮定すると、
で、
となり、 で とする仮定は背理し、 で有るので、4回の偶数演算では、必ず1回のの演算が行われるから、で有る。
とすると、 は、
で有るので、 となり、 で有るから、 で無ければならない
右辺第一項は、は最初に与えられる自然数なので有限の値で有るから、
で有る。で有るから、
依って、
で有る。
となり、右辺第二項は、
依って、
で有るので、
となり、右辺第二項も0となる。
右辺第三項は、
依って、
で有るので、
となり、右辺第三項も0となる。
は によって決められる値であるから、 を導くことが出来たから で有るので、
で有る。依って、の場合、
となり、
となり、1に収束し,
となり、 は有限である。
3-1-3 結果
の全領域で、
で有るので は有限である。
4 Cllatz 演算の終了
2節(循環なし)と3節(有限)の結果からの鳩ノ巣原理によりCollatz演算は停止しなければならない、よって1に収束するから、コラッツ予想は肯定される。