こんにちはkzです。これが初めてのMathlogの投稿です!よろしくお願いします。
初めに注意としてこの記事では積分可能性など厳密な議論を行っていないことを言っておきます。
積分
の値を求めよ。
ここで
今回はこの積分の
一番簡単な場合です。とりあえず
つぎはガウス記号の性質を使います。
となり求める積分を無限和に帰着させることができました!
この無限和の形を見ると
この形を無理やり作り出してみましょう!
ここで
よって求める和は
よって答えは次のようになります。
なかなかきれいになりましたね。
無限和に直すまではやることは変わりません。置換して計算を進めましょう。
ここからが
残りの和を
よって
残りは
これを認めれば簡単に極限がわかりますね
これを代入して
よって答えは次のようになります。
同じように和の形までもっていきましょう。気合が大事。
Eulerの定数を作ると
和を積に直して計算してみましょう。
ここで
と約分できるので
よって
この極限値を表すには次の定数を用いる必要があります。
この式をうまいこと作りだしましょう!
よって
最後に
これで目的の値がわかりました。
今回は
ちなみにGlaisher–Kinkelinの定数はStirlingの公式の拡張になっています。詳しくは こちら