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算数解説
文献あり

代数学講義 - §1 - 実数の四則

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-実数の説明書-

  1. 足し算はどんな順番でやっても大丈夫だよ。
    (例)$119+345+1=120+345=465$
  2. 掛け算はどんな順番でやっても大丈夫だよ。
    (例)$25\times 653\times4 = 100 \times 653 = 65300$
  3. 引き算は負の数を使って解釈すると足し算と同じように使えるよ。
    (例)$511+43-11=511+43+(-11)=500+43=543$
    (ダメな例)$511+43-11=11+43-511=54-511=-457$←これは間違い!
  4. 割り算は分数を使って解釈すると掛け算と同じように使えるよ。
    (例)$121\times 60 ÷11=121\times60\times\dfrac{1}{11}=11\times 60=660$
    (ダメな例)$121\times 60÷11=11\times60÷121=\dfrac{60}{11}$←これは間違い!
  5. 掛け算を足し算よりも優先して計算してね。
    (例)$100+20\times 3=100+60=160$
    (ダメな例)$100+20\times 3=120\times 3=360$
  6. 分配法則が成り立つよ。
    $21 \times 43 = (20+1)\times 43=20\times43+1\times 43=860+43=903$
  7. 0で割らないでね。
    (例)$100÷0=\dfrac{100}{0}=a$$a$はある実数)とすれば、0を両辺にかけて、$100=0$が成り立ってしまいます!

というのが、代数学講義(高木貞治)の§1の言いたいことでしょう。
複素数というものについては次の§2で述べます。

参考文献

[1]
高木貞治, 代数学講義
投稿日:515
更新日:515
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