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-実数の説明書-
- 足し算はどんな順番でやっても大丈夫だよ。
(例)$119+345+1=120+345=465$ - 掛け算はどんな順番でやっても大丈夫だよ。
(例)$25\times 653\times4 = 100 \times 653 = 65300$ - 引き算は負の数を使って解釈すると足し算と同じように使えるよ。
(例)$511+43-11=511+43+(-11)=500+43=543$
(ダメな例)$511+43-11=11+43-511=54-511=-457$←これは間違い! - 割り算は分数を使って解釈すると掛け算と同じように使えるよ。
(例)$121\times 60 ÷11=121\times60\times\dfrac{1}{11}=11\times 60=660$
(ダメな例)$121\times 60÷11=11\times60÷121=\dfrac{60}{11}$←これは間違い! - 掛け算を足し算よりも優先して計算してね。
(例)$100+20\times 3=100+60=160$
(ダメな例)$100+20\times 3=120\times 3=360$ - 分配法則が成り立つよ。
$21 \times 43 = (20+1)\times 43=20\times43+1\times 43=860+43=903$ - 0で割らないでね。
(例)$100÷0=\dfrac{100}{0}=a$($a$はある実数)とすれば、0を両辺にかけて、$100=0$が成り立ってしまいます!
というのが、代数学講義(高木貞治)の§1の言いたいことでしょう。
複素数というものについては次の§2で述べます。