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数式処理ソフト SageMath の環境構築— Windows 11 / WSL / VS Code / Jupyter / ChatGPT Plus / LaTeX—

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数式処理ソフト SageMath の環境構築

— Windows 11 / WSL / VS Code / Jupyter / ChatGPT Plus —

本記事では、Windows 11 上で
数式処理ソフト SageMath を利用するための環境構築手順をまとめます。

対象読者は:

  • SageMath を初めて使う人
  • Windows 環境で研究・学習用途に SageMath を使いたい人
  • VS Code / Jupyter / ChatGPT Plus /LaTeX と連携したい人
    です。

注意
この記事は、環境構築しながら、ChatGPTで記事の草稿を書きました。

1. VS Code のダウンロード(外部リンク)

1-1 VS Code のダウンロード

VS Code のインストール方法や日本語化は、公式ページ等を参照してください。

1-2 VS Code の拡張機能のインストール

下記の拡張機能をインストールしてください。

  1. Japanese Language Pack for Visual Studio Code
  2. WSL

2. WSL 環境構築(Windows 11 前提)

前提条件

  • Windows 11
  • 64bit 環境
  • 管理者権限のあるユーザー
    本記事では Windows 11 標準の WSL2 を利用します。

2.1 管理者として PowerShell を起動

WSL の有効化には 管理者権限 が必要です。

  1. スタートメニューで「PowerShell」を検索
  2. 右クリック → 管理者として実行

2.2 WSL のインストール

      #PowerShell(Windows)
wsl --install
    

インストール終了後、WIndowsを再起動します。
再起動後、WSL が有効になります。


2.3 Ubuntuのインストール

インストール可能なディストリ一覧を表示します。

      #PowerShell(Windows)
wsl --list --online
    

最新のUbuntu LTSをインストールします。
2026年1月2日現在(Ubuntu-24.04)

      #PowerShell(Windows)
wsl --install -d Ubuntu-24.04
    

インストール終了後、Windowsを再起動します。


2.4 Ubuntuの設定

  1. スタートメニューで「Ubuntu-24.04」を選択

  2. PowerShellが起動します。

  3. 以下では、このように起動したPowerShellをPowerShell(Ubuntu)とします。

  4. 起動したPowerShell(Ubuntu)にて、

  5. ユーザーネームとパスワードを設定します。

  6. パスワードは2回入力します。

  7. 以下 sudo から始まる命令を実行した場合、
    パスワードの入力が必要です。

  8. また、以下では、通常起動したPowerShellをPowerShell(Windows)とします。


2.5 パッケージ情報の更新

      #PowerShell(Ubuntu)
sudo apt update
sudo apt upgrade -y
    

3. SageMathのインストール

3.1 Miniforgeのインストール

2026年1月現在、SageMath 公式ドキュメントでは
Miniforgeが推奨されているため、
Miniforgeをインストールします。
SageMath 公式ドキュメント(conda によるインストール)

      #PowerShell(Ubuntu)
curl -L -O "https://github.com/conda-forge/miniforge/releases/latest/download/Miniforge3-$(uname)-$(uname -m).sh"
bash Miniforge3-$(uname)-$(uname -m).sh
    
コマンドの注意点
  • 将来、インストーラ名や URL は変更される可能性があります
  • コマンドは 「参考例」 として扱い、 常に公式ページの記載を優先してください
インストールの注意点
  • インストール途中で 複数回 Enter や yes の入力を求められます
  • これは 正常な挙動です
  • 特別な理由がなければ、すべて Enter / yes で問題ありません
  • インストール後、Ubuntuを再起動します。

Ubuntuをシャットダウンします。

      #PowerShell(Windows)
wsl --shutdown
    

スタートメニューからUbuntuを開きます。
以下を実行後、condaのバージョンが表示されれば、次へ進んでOKです。

      #PowerShell(Ubuntu)
conda --version
    

condaについての注意

conda 系のディストリビューションには、主に次の 3 種類があります。

  • Miniforge
  • Miniconda
  • Anaconda(商用・組織利用では有償となる場合がある)
    これらは 同時に使うことを想定されておらず、競合します。
    1 つの環境には どれか 1 つだけ を入れるのが原則です。
    Miniforge以外でのインストールは、公式ドキュメントのリンクをご参照ください。

3.3 SageMathのインストール

SageMathをインストールします。

      #PowerShell(Ubuntu)
conda create -n sage sage
    
  • sage という名前の conda 環境を作成
  • SageMath 本体および必要な依存関係がまとめてインストールされます
  • ⚠️ 初回は ダウンロード量が多く、かなり時間がかかる場合があります。

インストール中の注意点

  • 途中でパッケージ一覧が表示され、 Proceed ([y]/n)? のような確認が出ます
    問題なければ y または Enter を入力します
  • 数十分かかっても異常ではありません
  • WSL2 はバックグラウンドでも処理を続けるため、
    途中でPowerShell(Ubuntu)を閉じないよう注意してください。

作成完了後、次を実行します。
環境の有効化

      #PowerShell(Ubuntu)
conda activate sage
    

プロンプトの先頭に (sage) が付けば、
SageMath 用の conda 環境が有効になっています。

動作確認

      #PowerShell(Ubuntu)
sage --version
    

例:

      SageMath version 10.x
    

と表示されれば成功です。


4. LaTeX のインストール

パッケージ情報の更新

      #PowerShell(Ubuntu)
sudo apt update
    

LaTeX のインストール

      #PowerShell(Ubuntu)
sudo apt install -y texlive-full
    
  • LaTeX に必要なパッケージが ほぼすべて入る
  • SageMath の出力を貼っても不足が出にくい
  • 論文・数式中心の記事には最も安心
    ⚠️ 注意
  • インストールサイズが大きい(数 GB)
  • 初回は時間がかかる

5. VS Code(WSL)の設定

5.1 VS Code(WSL)を開く

  1. VS Codeを開く
  2. リモートエクスプローラーを選択
  3. WSLターゲットの"Ubutu"を選択
  4. 新しいウィンドウで接続を選択
  5. 新しいターミナルを開く
  6. 以下のコマンドをターミナルに入力
      conda activate sage
    

5.2 VS Code(WSL)に拡張機能をインストール

以下の拡張機能をインストールしてください。
インストール後,VS Code(WSL)を再起動

  1. Python
  2. Jupyter
  3. Jupyter PowerToys
  4. JupyterHub
  5. LaTeX Workshop
  6. latexrigana
  7. Codex – OpenAI’s coding agent

5.3 Codexのログイン

Chat GPTにて課金している場合、
VS Code(WSL)の右上のChat GPTマークより
Codexにログインができます。

5.4 Jupyterの起動

  1. Ctrl+Shift+P
  2. Create: New Jupyter Notebook を入力
  3. 右上の"カーネルを選択"
  4. 少し待ってから、Jupyter Kernelを選択
  5. sage を選択。

5.5 LaTeXの作成

拡張子を.texに設定したファイルを作り、TeXを書きます。
このファイル上でCtrl+Sを行いTeXをPDFにできます、
SageMathにはTeXを作る関数があるため、
TeXを書きながら、数式処理ができます。
作成したPDFは、エクスプローラーのLinuxフォルダから、取り出せます。

6 使用例

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投稿日:12日前
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kzaukzau
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