数学力のなさ
私が作問しOMCに出題された以下の問題について、一般化を考えたい。
という数は、限界の値である。つまり、これをにすることはできない。どのマスも少なくともつのマスと隣接しており、と隣接する数を考えれば、和の最大値は以上にならざるを得ないからである。
では、ではこの限界の値はどうなるか。次が成り立ちそうである。
のマス目にからまでの整数をつずつ書き込むとき、隣り合うマスの数の和の最大値としてありうる最小値は、である。すなわち、どの隣り合うマスについても数の和が以下となる書き込み方は存在するが、どの隣り合うマスについても数の和が以下となる書き込み方は存在しない。
のときは、以下のように数を書き込んでいけばよい。(図はのとき)
左上から大きい数と小さい数を交互に埋めていく
あとはが無理であることを証明すればよいが……。証明が思いつかないので、置いとこう。
最初のOMC問題の一般化としては、次の問題を解くことが一旦の目標となる。
一般化
のマス目に以上以下の整数をつずつ書き込む。このとき、どの隣り合うマスについても、数の和が以下となるような書き込み方は何通りあるか。ただし、回転や反転で一致するものも区別するものとする。
のときを実際に求めてみよう。
4×4雑解説
の位置関係で場合分けを行う。★はのいずれかを表す。
(14,5),(13,6),…を順にはめ込んでいく方法を考えると、数えられる
以上により、合計は通りである。
一般化検討
のときもと同様に、最初のいくつかの数を与えておけば、あとはの長方形で埋める方法を数えていけばよい。が、結局場合分けが大量発生するような気がする……。よくわからん。
もっと一般化できるくね?
の次元直方体のマス目に以上以下の整数をつずつ書き込む。このとき、どの隣り合うマスについても、数の和が以下となるような書き込み方は何通りあるか。ただし、回転や反転で一致するものも区別するものとする。
次元の一番簡単な場合だけやってみる。で、とする。
の場所が通り、の場所が通り、との場所が通り、との場所が通りなので、通り。
終
壮大な問題だけ掲げて終わってしまったが、こういう組合せの問題は苦手(>_<)