複素平面上において,点Oを中心とする,半径1の円があり,この円に正(2n+1)角形が内接しているとする.ここで,nは2以上の整数としておく.(ここで,頂点のアルファベットをitalicにしたくなかったがスキルがなくてm(__)m)円周上の点Aと各頂点Pkにおいて,線分の長さの和について,∑k=0nAP2k+1=∑k=1nAP2kが成り立つ.
[証明]各頂点Pkを表す複素数を,z=zk=ω2kとする.ただし,θ=π2n+1として,=ω=cosθ+isinθで,z=zz0=z2n+1とみる.点Aは,=α=cosϕ+isinϕただし,0≦ϕ≦2θとしておく.「円周角の定理」から,∠P1APk=(k−1)θであるから,点P1を点Aに関して時計回りに(k−1)θだけ回転させると半直線AP1上の点に移る.移った先の点をQkとする.証明すべきは,∑k=0nAQ2k+1→=∑k=1nAQ2k→∑k=12n+1(−1)kAQk→=0→となる.(−1)kAQk→を表す複素数は,z(−1)k(zk−α)ω−(k−1)=(−1)kω−(k−1)(ω2k−α)z(−1)k(zk−α)ω−(k−1)=(−ω)kω+(−ω−1)kαここで,ω2n+1=cosπ+isinπ=−1なので,∑k=12n+1(−ω)k=(−ω)1−(−ω)2n+11−(−ω)=0∑k=12n+1(−ω−1)k=(−ω−1)1−(−ω−1)2n+11−(−ω−1)=0したがって,∑k=12n+1(−1)kAQk→=0→は成り立つ.証明された.□□.
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