添え字の間違いを直しました(2025/06/07 02:17)
フィボナッチ数列というのはみなさん知っているかと思われます
このフィボナッチ数列には加法定理があるらしく、
となるらしいです。
帰納法による証明や、一般項の公式を使ったり、三角関数表示したり、行列の冪乗表示から証明したりしているものがありましたが、帰納法で証明したいと思います。
しかし、この式を最初に思いついた人はどうやって思いついたんでしょうか?
それはわからないです。(調べてないから)
でもこうすると思いついけます。
おや、見た感じに
じゃぁ、
ここで
最初の方は
なので、
ここで、この次の
しかも、こうもできます
ほう。じゃあ
となってくれないと困りますね。
...
ん???
んん???
これってフィボナッチ数列そのものじゃないですか?
ってことは、
ということで、フィボナッチ数列の加法定理が
となるんですね。
トリボナッチ数列というものがあります。
これはこんな感じの数列になります
このトリボナッチ数列にも同じように加法定理はあるのでしょうか?
ありそう。
さっきと同じようにしてみます。
こう表されるとします。
すると、
(できるだけわかりやすく書いたつもり)
これらが同じなので、
となりました
きれい
こうなってくると初期値が重要ですよね
さっきは
と思っていたのですが、
たしかに簡単になった
なんかこう、図にしたい気分ですね
それがこう。
htmlで書くのは大変ですね。(Mathlogの表のしましまデザインが気になった)
例えば、
この表を作るのは単純で、
なので
例えば
という感じです。
ここで気づいたことがあります。
一番右の列、
最初こそ
確かにトリボナッチ数列になっています。
これはなぜかというと、
気づいたことはもう一つあって、
よく見るとこういう関係があります。
これは他の場所でも成り立ちます。
ほら。
これはどうやったら証明できるのでしょうか?
真ん中の列について考えてみましょう
横に並べますか?
これは
こんな感じで前
これを、
こうするとどうでしょう
最初に足したやつをそのまま横に書くのではなく、一つ下の行に書きます。
横に書くのは
そして、
両方の行で前
もう一度。
もう一度。
もう一度。
もう一度。
気づきましたか?
これを縦に足すとさっきの数列になります。
まぁそりゃそうですよね。
さっきのをこう見ると分かります。
そして、
もう一度。
もう一度。
もう一度。
もう一度。
「そりゃそうだな」 ってなりましたか?
そして、この分けた数列はトリボナッチ数列そのものになっています。
なぜなら、
前
という操作をし続けるので、これはトリボナッチ数列の構成の仕方そのものになっているからです。
実際の項数を考えると
よって真ん中の数列は
(書くのしんどい...)
もう一つの方も同じように証明できます
(これは証明なのか???)
これの緑のところね。
水色はさっきやりました。
さっきと同じようにやりたいだけです。
ただ、もう一つ下の
そして、
ということもしておきます。
よく見てください。両方の行で前
ただし
気づいた人もいるかもしれませんが、上の
無視してどんどん行きましょう。
もう一度。
もう一度。
もう一度。
ということで、
となり、一番左の列は
(知ってた)
最終的に、表はこうなります。
ということで、
が証明できました。
まあ要は
フィボナッチ数列やトリボナッチ数列の拡張です。
この
まぁさっきと全く同じことをすればいいです。
さすがに表やグラフは書きませんよ?
発想もクソもないです。さっきと全く同じようにしてみます。
こう表されるとします。
すると、
(できるだけわかりやすく書いたつもり(無理がある))
こういう時のためにシグマがあるんじゃないですか
これらが同じなので、
となりました
しんぷる
というかこれは
初期値が重要なんでした
となります。
まとめて書くのは便利ですが、やはり具体性がなくなりますね。
先ほどのトリボナッチ数列の結果から、このような予想が立ちます。
これは一番右の列(
気づいたこと
これは気づいたこと2に対応するものです。表のやつ。
証明とは。
1つ目は余裕ですね。
から、
これは、
初期値が重要なんです(さっき言った)
なので、
と分かります。
ここで、
さっきのこの式に
すると、
となりました。
ここで
この式を改めて、
あと
はい。これでさっきの
よって
これも式をいじって証明したい。
トリボナッチ数列では、最初の足し算を一つ下の行に 分けて 書いて足していましたね。
最初の足し算を分けることで分けたやつそれぞれがトリボナッチ数列に対応していました。
なので分ける方針を考えます
ベクトルか
数が並んでいればなんでもいいのですがね。
まず初期値から
特定の定数
2つあるうちの上のやつで
下のやつでは
となります。
次はこれ
の
逆に言えば
じゃなくてもう直接
を示したらいいんじゃないですかね?
初期値に注意して計算すれば示せるはずです。
こういう感じです。
です。
このままずっとこうなりますね。
一般に、
となります。
どこまで続くかというと、
ギリギリ入ります
なのでさっきのは
となります。
ここまでを見て、これが
示したい等式の右辺から左辺を導きたい。
右辺に
これは
(
ここで言いたいことがあって、
と言えます。
よって、
と言えます。
ここで、先ほども言いましたが
となり、これは
また言いたいことなのですが、
よって、
もう一つ行きましょう。
また言いますが、
となり、これは
またまた言いたいことなのですが、
よって、
はい一般化~
仮定として(
が成り立っているとします。
となって、
となり、これは
また、
と言えるので、
と言えます。
よっしゃぁ
あとは累積帰納法によって、すべての
と分かりました。
(
これで、全貌がつかめました。
まとめると、
なので、
これを
へぶち込めば!
となりました(えぐ)
おわりです。