まず、ディリクレ積分とは以下のような広義積分をさす。
これの初等的な計算法について記事にしたい。
広義積分であること以外高校数学に納めることを目指す。
この積分は級数でいうところの交代級数のようなやつであるので
その点を回避すべく次を示す。
部分積分により
第1項目は
いわゆる積和公式により
ゆえ
逆数を取ってやると
各辺正なので二乗し、
各辺に
が得られる。
補題4から
右辺を計算する。
被積分関数は補題3から
ゆえ
積和の公式より
左辺も同様に、被積分関数は
なので、補題3から
右辺の計算途中の結果と、
より
一つ目の積分の
以上から
について
各辺
補題2から