こんにちは!
みなさんは相加相乗平均の不等式を知っていますか?
正の実数a,bに対し、
$$
\frac{a+b}{2} \geq \sqrt{ab}
$$
(等号成立は$a=b$のとき)
この式自体は高校数学IIで習う式です。証明も簡単にできます。
$$
\left(\sqrt{a} - \sqrt{b} \right)^2 \geq 0
$$
二乗を展開すると
$$ a - 2\sqrt{ab} + b \geq 0 $$
移項して
$$ a + b \geq 2\sqrt{ab} $$
$$ \frac{a + b}{2} \geq \sqrt{ab}$$
$$ \square $$
それに対して、あまり知られていないですが、
$$ \frac{a+b}{2} \geq \sqrt{ab} \geq \frac{2}{\frac{1}{a} + \frac{1}{b}} $$
というのもあります。(証明は省く)
この不等式を利用するとルートの近似ができるのではないかということに気が付きました。
まず、$4^2 \lt 21 \lt 5^2$であるから
$4 \lt \sqrt{21} \lt 5$
$a=4$,$b=\frac{21}{4}$とすると相加相乗平均の大小関係より
$$
\frac{4+\frac{21}{4}}{2}\geq \sqrt{4\cdot \frac{21}{4}}
$$
$$
\frac{4+\frac{21}{4}}{2} =2+\frac{21}{8} = \frac{37}{8}=4.625\geq\sqrt{21}
$$
$a=\frac{37}{8}$,$b=\frac{21}{\frac{37}{8}}$として、また相加相乗平均の不等式を使うと
$$\frac{\frac{37}{8}+\frac{21}{\frac{37}{8}}}{2}=4.58277...\geq\sqrt{ab}$$
実際に計算機で計算すると
$$\sqrt{21} \fallingdotseq 4.58257569...$$
なんと相加相乗平均を二回使うだけで少数第3位まで近づきました!(調和平均を使うと下からもルートの値を評価できる。)
$\sqrt{m}$の近似をしたいとき、相加相乗平均の不等式より
$ab=m$です。
ここで、相加相乗平均の不等式は$a=b$のときに等号が成立するんでしたね。
$$\frac{a+b}{2}=\sqrt{ab}$$
$a=b$なのだから$a^2=m$なので、$a=\sqrt{m}$
なのでaに$\sqrt{m}$に近い値(もしくは整数部分)を入れてあげ、$b$を$m/a$とすると
$$\frac{a+b}{2} \fallingdotseq \sqrt{ab}$$となるんですね〜
あまりにも説明が下手すぎるので上記の内容をAI(Grok)に読み取らせ、その説明を書いたものを貼っておきます。
AIによる説明
この方法をやっている方がいるか調べましたが、見つけることができませんでした。(僕が探しきれていないだけかもしれませんが)
どうでしょうか。これでみなさんもルートの近似をしてみましょう!()
同じ?ではないかもしれませんが似たようなものがあったので載せておきます。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%B3%E6%B3%95#
https://en.wikipedia.org/wiki/Square_root_algorithms#Heron's_method