はじめまして,katsuo_templeといいます.最初に軽く自己紹介をしておきます.
・高校二年生
・初等幾何が大好き
・OMC青
・乃木坂46のファン
軽く自己紹介をしたところで,本題に移ろうと思います.今回はある幾何の有名問題の自分なりの証明を書こうと思います.拙い部分もあると思いますが,最後まで見てもらえると嬉しいです.
まず初めに以下の補題を示します.
三角形$ABC$の内心を$I$とし,$\angle B,C$の二等分線と対辺の交点をそれぞれ$E,F$とする.円$ABC$と$EF$の交点を$P,Q$とし,$\angle B,C$内の傍心をそれぞれ$I_B,I_C$とする.このとき,五点$I,P,Q,I_B,I_C$は同一円周上にある.
補題
四点$A,I,B,I_C$は同一円周上にあるので方べきの定理より$I_CF・IF=AF・BF=PF・QF$が成り立つので四点$P,Q,I,I_C$は同一円周上にある.同様に四点$P,Q,I,I_B$は同一円周上にあるから,五点$I,P,Q,I_B,I_C$は同一円周上にある.
三角形$ABC$において,その外心を$O$,$\angle A$内の傍心を$I_A$とし,$\angle B,C$の二等分線と対辺の交点をそれぞれ$E,F$としたとき,$EF$と$OI_A$は垂直に交わることを示せ.
有名問題
補題より,$I_A$を中心とする半径$\sqrt{I_AI・I_AA}$の円で反転すると$P,Q$は不変であるので$P,Q$は基準円上にある.したがって,$OI_A$は$PQ$の垂直二等分線であるから,$EF$と$OI_A$は垂直に交わることが示された.
いかがだったでしょうか.この問題は多くの証明が存在しますが,この証明方法は自分は見たことがないので,既出だったら教えてほしいです.