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正四面体の性質

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はじめに

長さ、体積など基本的な正四面体の量を簡単にまとめてみた。
そのうち、証明や図を追加するかも。

設定

立方体の上面にある正方形の頂点の一つをAとする。
頂点Aから反時計回りに、正方形の他の頂点をB,C,Dとする。
立方体の外心を点Oとする。
Oに関して点Aと対称の位置にある頂点をAとする。
同様に頂点B,C,Dを定める。
このとき四面体ACBDは正四面体となる。

四面体ACBDにおいて、頂点Aから面CBDに垂らした垂線の足を点Hとする。
さらに、正方形ABCDの重心を点Xとする。

また、以下のように文字を定める。

l:立方体の一辺の長さ
a:正四面体の一辺の長さ
R:正四面体の外接円の半径
r:正四面体の内接円の半径
h:正四面体の高さ
eHAの長さ
θ:正四面体の中心角。AOC
α:正四面体の2つの面がなす角。AXC
h:正四面体の底面(正三角形)の高さ
S:正四面体の底面(正三角形)の面積
R:正四面体の底面(正三角形)の外接円の半径
r:正四面体の底面(正三角形)の内接円の半径
VC:立方体の体積
VT:正四面体の体積
VP:頂点四面体(四面体ABCD)の体積

断面図 断面図

計量

1辺の長さについて

a=2l

a=2l
l=22a

体積について

VC=l3
VP:VT:VC=1:2:6

VC=l3=24a3
VP=l36=224a3
VT=13l3=212a3

長さについて

2R=3l
r:e:R:h=1:2:3:4

r=36l=612a
e=33l=66a
R=32l=64a
h=233l=63a
R+r=h

なす角について

θ+α=π
cosθ=13
cosα=13

このθ をマラルディの角度というらしい。

四面体の底面について

四面体の底面は一辺a の正三角形。
高さh
h=32a
底面積S
S=34a2

外接円の半径R
R=33a

内接円の半径r
r=36a

h=32a=62l
S=12ah=34a2=32l3
R=223R=63l=33a
R+r=h

おわりに

正四面体の重要な長さ(比)や角度は、A4(1:2)の紙を使えば大体再現できる
という気付きを得た。
今まで白銀比にはあまり面白味を感じてなかったけど、触ってみたら結構面白かった印象。

投稿日:224
更新日:312
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tanu
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