pを0<p<1 をみたす定数とする.条件p≦|z|≦1,2π3≦argz≦4π3をみたす複素数zを考える.自然数nに対して,点znが複素数平面上で動く範囲をDnとするとき,Dnの面積Snとlimn→∞Snを求めよ.
この問題は,複素関数論の講義を受けたときに「そういえば高校生の時に解いてた複素数平面と極限の問題って,漸化式とか点列の問題ばっかだったよな~.複素数平面上の領域と極限で問題つくってみるか~」というノリで作りました.まあ,この問題も数列の極限に帰着するんですけどね
θ=2π3とすると,Dn={Z∈C∣pn≦|Z|≦1, nθ≦argZ≦2nθ}である.argZの最大値と最小値の差は2nθ−nθ=nθゆえ,これが2πを超えるのはn≧3のとき.したがってDn={{Z∈C∣pn≦|Z|≦1, nθ≦argZ≦2nθ}(n=1, 2),{Z∈C∣pn≦|Z|≦1, 0≦argZ≦2π}(n≧3)となる.よってn≦2のときSn=12⋅12⋅nθ−12⋅(pn)2⋅nθ=nπ(1−p2n)3で,n≧3のときSn=π⋅12−π⋅(pn)2=π(1−p2n).以上よりSn={nπ(1−p2n)3(n=1, 2),π(1−p2n)(n≧3). また,n→∞を考えるためには,n≧3の場合を考えれば十分.よってlimn→∞Sn=π.
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