次元に“非負座標”だけで組み上げる正単体
公式の前に
正単体ってなに?
正単体(regular simplex)
-次元上の互いの距離がすべて等しい点
次元上には、等距離の点が最大個置けることが知られています。
次元平面上に、互いの距離が等しい点は正三角形をつくる要領で置けるね。
再帰的に求め、一般化します
本来は「Gram行列」やら、いろんな方法で求めるようですが、僕は何も知りません。
互いの距離を1と決め、原点からスタートし、一本ずつ次元を増やし、非負座標で定めていくと、一意に定まります。
その座標の公式を求めれました。既によく知られたものでしたらごめんなさい。
座標公式
次元内に個の点~を互いの距離を等しく置いたときの座標(距離=1、原点スタート、次元を一つずつ追加しながら、非負座標)
求める過程(アルゴリズム)
例えば空間の時、
最初にを定め、
からの距離が1となる点の条件は...①
①からをのまま条件を満たすのうち非負の実数を用いて
とする
からの距離がとなる点の条件は...②
①,②から、でと非負のが得られ
...とこのように続く。
解く過程から、は定まる。
例
次元に点点と点との距離は1
公式により、
間はそれぞれすべて距離が1です。
一辺の長さがの正四面体の頂点を三次元空間においた感じです。
3dimentional/Desmos
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございました。
何かに使えないかな...