を解いて(楽に)の値を求める
まずは...
からを求める
定理1の式は=を両辺を掛けたものである。
故にこの式を解くのと同値
絶対値を考える故は実数でないと成り立たないので
はを満たすものである
=
=--
複素数平面の図形を考えることにより、
ごとに時計回りするものと半時計回りするものにより、またその逆により、
がとなるとき、=を満たす
よって、は整数を用いてとなり
図形的に偏角を考える事により、
はの範囲なので、はを満たすを用いて
となる。
解きやすい形に
=の解がの値になることはわかりました、が。
虚数が入ってるのを二項定理で展開するのは少し面倒です。
ここで
と置換し、
両辺をで割ってあげると
簡潔で素晴らしい式が!
を解いた解にを掛けたものは、
となる
ただし、はを満たす整数
対称に値がでてくるため、
正とか負とかは考えなくて良いのではかけたり割ったりして消していいです。
またのと求まるの値の大小関係は一致します。
実践
では早速つかってみよう!
はを満たす整数なのでに相当するものは
にを掛けたものを小さい順に並べると、
の値との大小関係は一致するので、
となります。
はなのでで解いていきましょう。
解を求めるだけでいいので、左辺を展開し、奇数次数項のみを書き出せば良さそうです。
(後で消える項や、2倍する過程を飛ばします)
、の解を得ました。
の部分を考えます。
とおいてを解きます。
二次方程式の解の公式を用いて
を使ってに戻すと、
なので、
の値の候補(求めたにを掛けたもの)は,
これらの解はのであり、
それぞれ
よって、の値は
計算のコツや、解ける限界のについて
例えばを満たすは、
勿論、を満たします。
つまり、公式を展開した時、が偶数の時は次式、が奇数の時は次式が出てきますが、の約数までに現れた式で割り切ることができます。
割れる分だけを割り切った上で、解く必要がある式の次数は
の時だけ、に置き換えたオイラーの関数となります。
(=自然数に対して、からまでの自然数の中でと互いに素なものの数)
となります。2次方程式の解の公式までしか使えないと考えると、
求められる大きいはまでのようです。(刻み)
最後に
ここまで読んでくださりありがとうございました。
最後に公式とコツが使える問題を残しておきます。
ぜひチャレンジしてみてください!