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クラスの女子に対して可愛さで順序を導入しよう!

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タイトルが下品ですね。まあ、ラノベのタイトルにキレたから書いただけなので仕方ないです。あと、少し気になるところに問題を出しました。結構ありますが、読みにくかったら飛ばしてもいいです。また、全部取り組んでもいいです。

この記事の更新のときに問題の番号が変わることがあるので、ゆっくり問題に取り組む場合はPDFか何かに保存してから問題をとくことをお勧めします。
特に記事の作成直後は更新が頻繁なので注意してください。

まず、小学校や中学校、高校など学校のクラス(集合論でのクラスではなく)に女子が2人以上いるとしてその子たちの可愛さに対して順序(もしくは前順序)を入れることを考えます。

ここでは女子の人数は有限であるとします。なので無限に女子がいるクラスでは成り立たない性質を持っていることにしている可能性があります。

ここでクラスの女子の集合を「女子」をローマ字で表したときの頭文字から取ってJとして、Jに対して女子a,b∈Jとしてbがaと同等かaより可愛いという二項関係をa≤bと表すことにします。二項関係とはある集合の直積の部分集合のうち関係がある集合のことです。簡単に言えばある要素と要素の間に成り立つ関係のことです。
このときの≤の説明は2つの二項関係が合わさったような書き方ですが、一旦これを一つの二項関係として扱います。
このときの可愛さの比較基準は今回の話において全く関係ないので、このときにa≤bとする基準は別になんでもいいです。顔だろうが仕草だろうが声だろうが出席番号だろうがそれらを組み合わせようがそうでなかろうが自由です。
また、この二項関係≤について以下のような性質を考えます。
(i)反射律…任意のa∈Jについてa≤a
(ii)推移律…任意のa,b,c∈Jについてa≤b∧b≤c$\Rightarrow$a≤c
∧はともに満たすことを、$\Rightarrow$は左が成り立つときは右が成り立つことをを意味します。≤が(i),(ii)をともに満たすとき、≤を前順序と呼びます。ここで、クラスの女子の集合にその可愛さの比較を入れたものを(J,≤)と表すこととします。このとき、(J,≤)を前順序集合と呼びます。まあ、(ii)はともかく仮定から(i)は自明ですね。例えばクラスの人たちの交友関係のようなものなどは(i),(ii)を共に満たさない二項関係です。

二項関係の中で

  1. クラスの交友関係以外で(i),(ii)をともに満たさないもの
  2. (i)のみを満たさないもの
  3. (ii)のみを満たさないもの

をそれぞれ考えましょう。

因みに1.と3.の答えのうちそれぞれ一つは後で出てきます。2.のうちさらに条件を加えたものも後で扱います。楽しみに待っていてください。ただ、この問題を初見でやるときには、それをこの文章から探すよりも自分で考えるか周りの人やAIとかに聞いた方がいいです。

また、(ii)もそこまで厳しい条件ではないと思います。それを満たす二項関係を考えることは容易だと思います。
なので、さらに追加条件を入れた二項関係を考えます。
まずは、次のような性質を考えます。
(iii)対称律…任意のa,b∈Jについてa≤b$\Leftrightarrow$b≤aが成り立つ。
$\Leftrightarrow$は左が成り立てば右が成り立ち、右が成り立てば左が成り立つという関係にあることを意味します。前順序≤が(iii)を満たすとき、≤を同値関係といいます。ここからは文章の中で(iii)を満たす≤のうち同程度の可愛さを持つなどの同値関係のことを≤で表さずに~で表すことがあります。さらに~で結ばれるもの同士を同一視したものをJ/~で表し、Jの商集合と呼びます。また、ここからは同値関係のうちa,b∈Jについて同一人物であるなど同一のものと考えられるという二項関係をa=bと定義し、a=bが成り立たないことを≠で表します。ここで出てきた$\Leftrightarrow$も命題に対する同値関係です。

同一のものを結んだ二項関係=が同値関係であることを確認しましょう。

$\Leftrightarrow$が同値関係であることを確認しましょう。

ここで同値関係を元に次の性質(iii)'を考えます。
(iii)'反対称律…任意のa,b∈Jについてa≤b∧b≤a$\Rightarrow$a=bが成り立つ。
前順序≤が(iii)'を満たすとき、≤を半順序と呼びます。また、そのときの(J,≤)は半順序集合と呼びます。前順序≤についてa≤b∧b≤aを満たす任意のa,b∈Jに対してa~bと定義すれば~は(iii)を満たします。~で結ばれるもの同士を同一視することでJ/~を得られます。≤はJ/~に対して(iii)'を満たします。因みに$\Rightarrow$は命題に対する半順序です。

a≤b∧b≤aを満たすa,b∈Jに対してa~bと定義します。

  1. このとき~が(iii)を満たすこと
  2. このとき≤がJ/~に対して(iii)'を満たすこと

をそれぞれ確認しましょう。

$\Rightarrow$が半順序であることを確認しましょう。

また、a,b∈Jに対してa≤bもしくはb≤aが成り立つときa,b∈Jを比較可能であるといいます。
他には次の性質(iv)を考えます。
(iv)全順序律…任意のa,b∈Jについてa≤bもしくはb≤aが成り立つ。
前順序≤が(iv)を満たすとき、≤を弱順序と呼びます。また、このときの(J,≤)は弱順序集合と呼びます。
前順序≤が(iii)'と(iv)のどちらも満たすときは≤を全順序と呼びます。また、そのときの(J,≤)は全順序集合と呼びます。

半順序≤が(iv)を満たさないことと、比較可能でないa,b∈Jが存在することは同値です。つまり、(iv)を満たさない二項関係からどちらがより可愛いかは言えないが同じでないという関係が考えられます。この二項関係をa,b∈Jが比較不能と呼びます。

ここからはa,b∈Jに対して(ii)の他に以下の性質を持つ二項関係<を考えます。a<bのときbはaよりも真にかわいいという意味とします。
(i)'非反射律…任意のa∈Jに対して¬(a<a)
¬(A)はAの否定を表します。(ii)の他にこれを満たす<を入れた(J,<)は狭義の半順序集合と呼びます。因みに二項関係≠は(i)'は満たしますが(ii)を満たしません。(iii)は満たします。
また、何故「狭義の前順序」と呼ばずに「狭義の半順序」と呼ぶかは以下の理由からです。
(i)',(ii)から、
(iii)"非対称律…任意のa,b∈Jについてa<bならば¬(b<a)
という性質が導けます。

ある二項関係が(i)',(ii)をどちらも満たすことからその二項関係が(iii)"を導けることを確認しましょう。

狭義の弱順序集合は狭義の半順序集合の一つで、比較不能性にも推移律があるものをいいます。
更に狭義の半順序集合のうち、任意のa,b∈Jについて(iv)を$a \not = b$のときのみに緩めた条件を満たすものは狭義の全順序集合と呼びます。狭義の全順序では、
(v)三分律...任意のa,b∈Jについてa=b,a<b,b<aのうちどれか一つの関係のみが成り立つ。
という性質があります。

ある二項関係が(i)',(ii)を満たし、異なる二つの元の間で(iv)が成り立つことから(v)を導けることを確認しましょう。

因みに冒頭の説明のように狭義の順序と同値関係のどちらかが成り立つことから通常の順序を導くことができます。冒頭の説明では順序とは限らないですが。
ここまで狭義の順序について説明していましたが、<という記号はここから先あまり出てこないです。a,b∈Jについて「a,bは比較可能である∧a,bの間には同値関係が成り立たない」とすれば狭義の順序を導入できるためです。

集合Jにある半順序≤が存在して、a,b∈Jについてa,bが比較可能であるとします。このとき、同値関係~をうまく取ればa,bがa≤b∧$a \not \sim b$であるとすればa,b間に狭義の順序として導入できることを確認しましょう。ただし、$\not \sim$はその2つの間に~が成り立たないこととします。

これまでの順序の左右を入れ替えた二項関係も考え、それを逆順序と呼びます。
半順序≤の逆順序≥は任意のa,b∈Jにおいてa≤bのときb≥aとします。狭義の半順序<の逆順序>は任意のa,b∈Jにおいてa<bのときb>aとします。$\Rightarrow$の逆順序は$\Leftarrow$です。

半順序≤の逆順序≥は任意のa,b∈Jにおいてa≤bのときb≥aとし、狭義の順序<の逆順序>は任意のa,b∈Jにおいてa<bのときb>aとする。

  1. このとき≥が半順序であることを確認しましょう。
  2. このとき>が狭義の半順序であることを確認しましょう。

半順序≤の逆順序の逆順序を考えると≤になることを確認しましょう。

次に順序について写像というものを考えます。順序集合A,Bと写像f:A$\rightarrow$Bを考えます。
(a). 任意のa,b∈Aに対してx≤y$\Rightarrow$f(x)≤f(y)
となるときfは順序を保つといいます。
(b). 任意のa,b∈Aに対してx≤y$\Rightarrow$f(x)≥f(y)
となるときfは順序を逆にするといいます。
この(a),(b)を単調写像と言います。
(c). 任意のa,b∈Aに対してf(x)≤f(y)$\Rightarrow$x≤y
となるときfは順序を反映するといいます。
(d). 任意のa,b∈Aに対してf(x)≤f(y)$\Leftrightarrow$x≤y
となるときfは順序埋め込みといいます。
fが順序埋め込みな全単射であるときfを順序同型写像といい、AとBを順序同型といいます。
逆順序は同じ集合に対して順序を逆にする写像を用いたものだと考えることができます。

順序集合の写像で、

  1. 順序を保つ写像
  2. 順序を逆にする写像
  3. 順序を反映する写像
  4. 順序埋め込みをする写像

の具体例を一つ挙げましょう。

次に順序集合の性質についてです。この記事では冒頭に述べたことからJが元が1つ以上存在する有限集合だと分かります。そのため、(J,≤)が半順序集合なら極大元が存在します。つまり、y∈Jについてx≤y$\Rightarrow$x~yが成り立つある元x∈Jが存在します。言い換えると今回ではその子をかわいさで上回る女子がいないという女子がそのクラスに1人以上存在するということに相当します。

今回のような一つ以上の元が存在する有限半順序集合(J,≤)に極大元が存在することを確認しましょう。

問題8において「一つ以上元が存在する有限半順序集合」と限定しましたが、

  1. 空集合であるとき極大元が存在しないことを確認しましょう。
  2. 極大元のない半順序集合である無限集合を1つ挙げましょう。

また、あるa∈Jについて任意のy∈Jに対してy≤aが成り立つときaをJの最大元と呼びます。最大元は極大元の性質を持っています。

最大元が極大元の定義を満たすことを確認しましょう。

最大元は存在しないこともあります。一見2つ以上あってもよさそうですが、J/~について考えれば最大元は存在しても一つになります。つまり、この元はクラスで一番かわいい女子もしくはそのグループに相当します。

ある半順序集合において同値関係が成り立たない極大元が2つ以上存在するとします。

  1. ある半順序集合においてある極大元と比較可能でないある元が存在するとき、その極大元は最大元でないことを確認しましょう。
  2. ある半順序集合において極大元が2つあるときはその極大元が比較可能でないことを確認しましょう。
  3. 少なくともある2つの極大元のどちらか片方と異なる元は最大元ではないことを確認しましょう。

よく考えたらこの問題の1.は定義から示せる命題の対偶を取るだけだった。まあ、対偶を取る練習ということにしよう。
また、極大元や最大元の双対的な概念として極小元や最小元という概念もあります。
極小元はあるx∈Jについてy∈Jがy≤x$\Rightarrow$x~yが成り立つときの元xであり、最小元はあるa∈Jについて任意のy∈Jに対してa≤yが成り立つときのaです。≤の左右をひっくり返して極大元と最大元について考えれば極大元や最大元と対になることが分かります。

半順序≤の逆順序≥を考え、一つ以上元が存在する有限半順序集合に必ず極小元が存在することを確認しましょう。

(J,≤)が全順序集合なら整列集合です。(J,≤)が全順序集合ならその全順序集合は1人以上取り出したときにその集合は必ず最小元を持ちます。つまり、≤が全順序ならばクラスで一番かわいくない女子が存在します。また、逆順序を考えるとその順序集合も整列集合なので、(J,≤)が全順序集合ならばクラスで一番かわいい女子も存在します。

一つ以上元が存在する有限全順序集合なら必ず最大元と最小元が存在することを確認しましょう。

一つ以上元が存在する有限全順序集合が整列集合であることを確認しましょう。

これは難しいかも。まあ、整列集合だからどうという話はしないし、解けないなら飛ばしてもいいかも。
ここまで抽象的な内容でした。なので、具体例をここからは書きます。とは言ってもまだ抽象度高いですが。
まず、クラスの女子全員に対して「クラスでn番目に可愛い」とラベルを付けられる場合を見ていきます。順位タイがいないときは狭義の全順序を入れたものと考えることができます。むしろそれはクラスの女子の人数と同じ数だけ1から連続する自然数を取り出して通常の大小関係を入れた順序集合への順序を逆にする写像が与えられたものであり、整列集合であると言えます。

クラスの女子全員が「クラスでn番目に可愛い」と決めることができ、順位がタイであることを認めない順序を入れたクラスの女子全員の集合が全順序集合であることを確認しましょう。

さっき説明した順序写像を使えば自明と言ってもいいかも?

順位タイの女子がいる場合は、同じ順位の女子a,bの関係をa~bであるとし、J/~を考えるとその順序集合は全順序集合になります。a≠bであることを元に比較不能とすれば半順序集合です。さらに自分自身とも比較できないとすれば狭義の弱順序集合です。
クラスの女子に対して可愛さを元に、左右差のないTier表にまとめたとします。このとき、Tierを跨いだときに要素間での比較が常に可能ならば同じTierの女子の関係を順位タイとみなせば順位タイがいる順位付けと同様です。そうでなくてもTier表を作る際の比較が(ii)を満たす場合は半順序集合になるのでTier表は基本的に半順序集合になります。

Tier表で異なるTier間が必ずしも比較可能とは限らないとしても推移律を満たす比較に基づいてTierで分けた女子の集合が半順序集合であることを確認しましょう。

因みに、Tier内で左右差がある場合はTierをまたいだ比較が常に可能なら全順序です。

また、クラスの女子が自分自身と比較可能であり、自分自身以外の女子全員と比較可能でないという二項関係を考えます。この順序関係は(ii)と(iii)'を自動的に満たすので、このような集合は半順序集合です。この半順序を自明な半順序と呼びます。これは全員違った可愛さを持っていて比較できないという主張と対応しています。

自明な半順序が(i),(ii),(iii)'を満たすことを確認しましょう。

全員に同値関係を認めたものも半順序と考えられるかもしれません。
因みに、二項関係は有向グラフと見なすことができます。特に有限半順序集合を表す際には、ハッセ図というものがあります。ハッセ図は半順序が推移律や反射律を満たすことからその規則に従って辺を省略した有向グラフを図示したものです。また、狭義の順序についても反射律を非反射律に置き換えただけなのでハッセ図で表せます。まあ、半順序だったところでハッセ図をわざわざ描くのは女子を一方的に評価しているという話でなくても変態的ですが。

Tierが異なる二元について常に比較可能であるTier表についてハッセ図を描く場合どのようなものになるか考えましょう。
ただし、作る際に必要ならばそのときに反射律を認めても良いものとします。

因みに(J,≠)そのものは(i)も(ii)も満たしていないので前順序集合ではないです。また、前に触れたように(i)'は満たしますが(ii)を満たさないので狭義の順序集合でもないです。しかし、(J,≠)を元にa,b∈Jにおいて自分自身とは比較可能であり、a≠bならば比較不能とすれば自明な半順序を導けます。というより(J,=)や(J,≠)が自明な半順序と対応しているといった方が適切かもしれないです。

a,b∈Jとし、a≠bのときaとbが異なるとします。このとき、(J,≠)についてa≠bならば比較可能でなく¬(a≠b)のとき比較可能である二項関係をかんがえます。

  1. このとき¬(a≠b)がJにおいて同値関係であることを確認しましょう。
  2. ¬(a≠b)⇔a~bとします。このときこの二項関係はJ/~に対して半順序になることを確認しましょう。

ついでに(J,≠)以外の前順序集合ではない二項関係を入れた集合の具体例を紹介します。思いつく人が多そうなケースとしては以下のようなものがあります。まず、クラスに女子が3人以上いてクラスの3人の女子a,b,cについてa≠b≠c≠aとします。次に、a≤b≤c≤aという三すくみを含み(i),(iii)'を満たす(J,≤)を考えます。このとき≤は(ii)を満たさないため順序ではないです。4人以上でも同様です。また、この状況に対してグラフ理論の「縮約」を行い一つに見なすことができる場合には順序になることもあります。

先ほど触れたクラスの女子a,b,cについてa≠b≠c≠a∧a≤b≤c≤aが成り立ち、(i),(iii)'を満たす二項関係≤について

  1. Jの部分集合{a,b,c}に対して(iv)を満たすことを確認しましょう。
  2. (ii)を満たさないことを確認しましょう。

この問題、書いているときになんか自明じゃなさそうに見えたから問題にしたけど、よく考えたら下手に難しく考えられても困るし自明としていいかも。恐らく否定の導入で確認できるはず。
ここまで長い文章を読み終んでお疲れ様でした。これでクラスの女子に順序入れることに興味出てきましたか?クラスの女子に順序を入れるときは周りに気持ち悪がられないように気をつけましょう。
なんか書いてて思ったけど全体的に分かりにくいなこれ。なんならこれを読んで理解できるのに女子に対してかわいさで順序入れることに興味ある人間なんて居ないでしょ。

あと、これ大学数学とか計算機科学の類だな。これを読んで興味持つべきなのはむしろ数学とか計算機科学の方でしょ。

最後に、本来はJ/~とするべきところをJとしていたり、~とするべきところを=としている、もしくはその逆や、構造と集合と関係を混同しているなどの間違いや説明が分かりにくいところ、問題を入れてほしいなど気になることがあったら気軽にコメントで教えてください。

投稿日:11日前
更新日:3日前
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