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早稲田理工第2問(2025)の解答

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早稲田理工第2問(2025)

xy平面上で, 連立不等式
0<x1,0ylog1x
で定まる領域とy軸のy0の部分を合わせた図形をDとする。Dに含まれる三角形の面積の最大値を求めよ。

PQRDとする(P,Q,Rの置き方によって一般性を失わない)。

{PQRP,Q,R(Dの境界)()C:y=log1x(0<x1)P,Q,R2(C)CPPQR
3つ目の条件はCが下に凸であることと
PQRxyPCD
だから。以上の議論から

  • P,Q[0,1]かつ, R[0,)のとき
  • P[0,1]かつ, Q,R[0,)のとき

の2つの場合を考えればよい。

[1] P,Q[0,1]かつ, R[0,)のとき (Px座標)<(Qx座標)
と仮定する。

QRC(t,log1t)(0<t1){P=OQRC(t,log1t)(0<t1)

そのようなt(0,1]が取れるとき, 直線QRの方程式は
y=1t(xt)logt=1tx+1logt(xR).
よってQ(t(1logt),0),R(0,1logt)だから, PQRの面積をS(t)とおくと
S(t)=12t(1logt)2.
S(t)=(1logt)2+t2(1logt)1t2=1logt2(1logt)
だから, S(t)の増減表は以下のようになる。

!FORMULA[35][1108606102][0]の増減表 S(t)の増減表

[2] P[0,1]かつ, Q,R[0,)のとき [1]と同様の議論をして, この場合も最大値2e1を得る。
[1], [2]より, 求める最大値は2e1.

投稿日:219
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投稿者

fancy
fancy
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6692
自分の勉強用に投稿するのでn番煎じのものが多いよ

コメント

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