JMO2012-4を割と公式解説と違う感じで解いた気がするので書きます.ほらそこ,遠回りしてるだけだなんて言わない
注意 位置関係は 面倒なので 簡略化のため図のやつで考えています.
平面上に三角形とがある.であり,およびはそれぞれこの順に同一直線上にある.を通る円とを通る円が異なる点で交わっているとする.このとき,三角形の外心はの中心との中心の中点であることを示せ.
図を書く
力が欲しい
図を書きました.の中心をとし,の中点をとして,がの外心であることを示します.はの垂直二等分線なので何かしらのあと一つの条件が来たら勝ちです.
条件を睨む
が成り立っているらしいです.キモすぎるのでどうにかしたいです....よく見たらは左の円の方べきに,は右の円の方べきになっています.いい感じに方べきの定理で回りそうです.
方べきの定理を回す
GeoGeb力
まずから回します.との交点をとすると,方べきの定理から次が成り立つことが分かります.
これから,すなわちがの中点であることが分かります.嬉しい.
G
同様にでもを作ってあげるとはの中点になります.は平行四辺形ですね.
点を削除
いらない点と線が消えてくれました!
平行四辺形の対角線上にが乗ってていい感じに共円がある,みたいな感じに簡略化できました.あとは何しても解ける雰囲気があります.(aminoの補題だーって感じの図してますね)
計算!
何してもよさそうなのでがの垂直二等分線上にあることを示します.の垂直二等分線上にあることは既に分かっているのでこれを示せれば終わりです.
とが重なっていて極度に見づらい
からに下ろした垂線の足をとします.からなのではの中点だと分かります.したがってはの垂直二等分線上にあることが分かりました.やったぜ.
おわりに
いかかでしたか?