1.はじめに
2.ここから本題
3.リーマンゼータ値との関係式
4.積分表示
5.特殊値
6.終わりに
のように
多重ゼータ値の双対性を示す手法の一つとして、連結和を用いるものがある
インデックス
また空インデックス
としておく
ここで
コネクターがもつ良い性質として、次の輸送関係式と呼ばれるものがある。
ここで、両辺
これによって多重ゼータ値の双対性は示され、またコネクター付きの級数も同時に求まるのである。
(例)
であり、
次にコネクターの二乗が含まれる級数について考えていく。
記号をいちいち変えているとかえって混乱する恐れがあるので、多重ゼータ値の連結和と同じ記号を使うことにする。
インデックス
また、
通常、インデックスは正整数から構成されるが、次に示すように
が収束するため、
また、
と略記することにしておく。
なので、両辺
定理3の両辺を
weight3までの関係式を列挙する。
たとえばベータ関数を用いた表示
などから、次のことが分かる。
記号の意味についてはそれぞれ
である。
さて、定理5の一番下の等式において
のようになり、
KBHM氏のツイート
によると、
となるようである(数値的にも確からしい)。よって、
が得られる。
また、これとは別で
となるのだが、Lineのオープンチャットの「積分,級数の部屋」にこの積分を投げたところ、どうやら
となるらしい(これも数値的に確からしい)。よって
が得られる。
余余余には積分が分からぬ、、
今までの結果から、
weight3までの分かっている特殊値を列挙していく。
(証明を見る人は最初にweight2の所から見てください)
今回は差分や積分を用いて