コラッツ予想の計算について、最近、振り返りをして気づいたことがあります。
最近、わたし、一般項、一般項って言い続けていますが、ほんとは一般項、というのは後付けだったのです。
一番最初にコラッツ予想を考察したときには、偶数だけを見ていました。
なので今みたいに「二重数列である一般項による証明」ではなくて2023年5月頃には「偶数の特性による証明」と呼んでいました。
一番最初の「わかったかも・・・」というのは、偶数を分解したときでした。
偶数の分解は、
偶数を2で割り続けると奇数になることから、偶数を2の累乗と奇数の積で表すことにします。
連続する偶数でその分解をして並べてみると気づくことがあります。
ピンクの行の偶数は、2の累乗である偶数です。この偶数
偶数
定義から、s≧1において
(
=
=
=
と偶数の個数は求められます。
偶数
計算してみると・・・
s≧2のとき、偶数
M =(
=(
=
=
=
となるからですね。
S≧3のとき、偶数
M´ =(
=(
=
=
=
S≧3のとき、偶数M´と
M"=(3×
=(3×
=3×
=
=
同じように、偶数
それぞれ、また次の層で中央値を求めると、
このように、偶数の分解において得られる奇数が同じであるときの2の次数sは、2の累乗で囲まれた数列をひとつ大きくなる方向に進むと、1ずつ増えていきます。
これらのことより、コラッツの計算で得られる自然数を並べると、重複なくもれもなく、表わせそうだなと感じました。この表で発見したのです。
この表は、証明の原点です。
ただし、ループや発散が起こらないための奇数から偶数への接続については、別の説明が必要になってきます。ループや発散が起こらないためには、『3x+1』あるいは『x+1』で接続しなければなりません。
これらを説明するときには、一般項を用いることが一番わかりやすいと思い、手段として一般項を示すことを選びました。
連続する偶数を調べると、そこには規則性を持って奇数が現れ、その関係はコラッツ予想の計算を表していたと言えます