この記事ではラマヌジャンの発見した公式の数々を鑑賞していきます。
今回はB.C. Berndtの"Ramanujan's Notebooks"の
・Part II, Chap. 14 Infinite Series
・Part IV, Chap. 28 Integrals
にて紹介されている公式を(独断と偏見により)いくつかピックアップして紹介していきます。
以下簡単のため
と表すこととします。
整数
正整数
非負整数
これは完全に積分ですが、話の流れの都合か"Infinite Series"の項で解説されています。
偶奇の異なる正整数
また
および
また
ちなみにこれらは一般に
と求まることが知られています。
とおくと
整関数
とおくと
とおくと
とおくと
によって定めると
が成り立ち、また
が成り立つ。例えば
となる。
が成り立つとき
ちなみにより一般に
と求まることが知られています。
と展開でき、また
が成り立つとき
を満たすとき
とおくと
と定める。このとき
および
が成り立つ。