問題は, 神戸大数学科のウェブサイト の 令和 6 年度編入試(PDF-file) を参照してください。
(1) (x=etと合成関数の微分を用いると)dvdt=dudx⋅dxdt=etdudx,d2vdt2=ddt(dvdt)=ddt(etdudx)=etdudx+etddt(dudx)=etdudx+etddx(dudx)dxdt=etdudx+et⋅d2udx2⋅et=etdudx+e2td2udx2.この2式とx=et(t>0)を与えられたuが満たす微分方程式に代入するとd2vdt2+(a−1)dvdt+bv=0,t>0を得る。(2) (1)より
と書き換えられる。(ⅰ)の固有方程式X2+ρx+ρ−1=0を解くとx=−ρ+1,−1である。ρ>2から, −ρ+1≠−1なので, (ⅱ)の解vは, ある実数A0,A1を用いてv(t)=A0e(−ρ+1)t+A1e−t(t>1)と表される。よって, (ⅰ)を満たすuは, ある実数A0,A1を用いてu(x)=A0x−(ρ−1)+A1x−1(x>0)と表される。(3) v(1)=cからA1+A2=cが得られる。また∫1∞|u(x)|2xdx=∫1∞(A02x−2ρ+3+2|A0A1|x−2ρ+1+A12x−1)dx∞を満たすには, −2ρ+3<−1,−2ρ+1<−1であるから∫1∞A12x−1dx<∞,つまりA1=0が必要十分である。以上の議論から, A1=0,A2=cで求める解はu(x)=cx−(ρ−1)(x>1).
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