この記事では円分体の整数環と判別式について解説していきます。
円分体とは有理数体
またこの判別式
ここで
まず以下の補題を示す。
が成り立つ。特に
このとき任意の
なる
いま
とおき、
つまり
が成り立つ。
また
なる
が成り立つ。
したがって
以下
が成り立つ。ここで
円分多項式の定義
より
が成り立つので、これにメビウスの反転公式を適応することで
を得る。
素数
が成り立つ。
とわかる。
補題4において
が成り立ち、また
が成り立つことからわかる。
とおくと
が成り立つ。
いま
と表せる。
また補題3から
が成り立つことに注意すると
を得る。
任意の
いま
を得る。
素数冪
補題4より
となるので上の補題と合わせて
が成り立つことに注意する。
いま自然な準同型
を考えると
なのでこれは同型となる。
つまり任意の
が成り立つ。したがって
また
のように変形していくことで任意の自然数
ここで
したがって
を得る。
任意の自然数
が成り立つことに注意すると、補題2,7から数学的帰納法によりわかる。