方程式:x3−3x+1≡0 mod pの根を素数pに対して出す話。ただしp≡1 mod 9とする。 三角関数の3倍角の公式より、cos3θ=4cos3θ−3cosθであるので、(2cosθ)3−3⋅2cosθ+1=1+2cos3θとなる。ここで、cos3θ=−12, 0≤θ<2πの解は3θ=2π3, 8π3, 14π3, θ=2π9, 8π9, 14π9となる。解はx=2cosθの形で得ることができる。それは、x=2cos2π9, 2cos4π9, 2cos8π9で与えられる。これらは互いに異なる。(cos14π9=cos(2π−14π9)=cos4π9.) これを1の9乗根で書く。ζ=e2πi/9=cos2πi9+isin2πi9とおくと、x=ζ+ζ8, ζ2+ζ7, ζ4+ζ5となる。だから、1の9乗根から解を計算できる。 そこで、モジュロの場合もこれを適用すればいい。9で割って1余る素数pに対し、モジュロpでのx3−3x+1≡0 mod pの解を求めてみる。
計算により原始根は2である。1の9乗根は4乗元で、4,8,12,⋯乗がζ,ζ2,ζ3,⋯に対応する。16を何乗もしてモジュロすればすべて出る。1, 16, 34, 26, 9, 33, 10, 12, 7がそれらに当たる。そこでこれらに対しζ+ζ8, ζ2+ζ7, ζ4+ζ5を計算すると、16+7, 34+12, 9+33となって23, 9, 5を得る。これらは実際に、x3−3x+1≡0 mod 37の解になっている。
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