和積の公式には、「積→和」と「和→積」に変換する2パターンがあります。
今回は、「和→積」の場合を解説します。
和積の公式は、積和公式を変形させることで導出できます。
⑤を①に代入すると
したがって、
以下同様に、⑤を②に代入すると、
**
⑤を③に代入すると、
**
⑤を④に代入すると、
この問題の場合、2倍角の公式や3倍角の公式を使うと、計算が大変になってしまうので、この問題式の3項のうち2項を組み合わせて、和積の公式を用いて式変形をしていきます。
【解答】
ここで、和積の公式より、
②を①に代入すると、
よって、
したがって
したがって、解は
いかがでしたか?
今回解説したように、和積の公式は加法定理から簡単に導くことができます。
積和・和積公式に限らず、公式は丸暗記ではなく、必要に応じて、その時々に導ける力をつけておくことが重要です。
繰り返し練習して定着させましょう‼