この記事では, タイトルの通り, 任意のに対して, 型素数が無数に存在することの証明を書こうと思います.
参考文献は, すみません, 忘れてしまいました... ネットで見かけたんだったと思います.
(証明)
まず, フェルマー数 の素因数は の形で書けるものに限ることを示します.
ある素数を法としてであるとすると, となります.
従って, なる最小の自然数は, の約数であっての約数でないです. 即ち, です.
ところでフェルマーの小定理より ですから, (なので.) はの約数です. 従って, ある自然数を用いて と書けることがわかりました.
次に, フェルマー数は全て互いに素であることを示します. これは, とおいて,
であり, はフェルマー数の約数でないことから従います.
フェルマー数は無数に存在するので, 以上より, 「あるが存在してと書ける」を満たす素数が無数に存在することがわかりました.
すると, 各に対して, 「『あるが存在して, かつである』を満たす素数が無数に存在する」と言えます.
このとき, と書き換えて, をと読み換えることにより, 各に対して, 「『あるが存在して, である』を満たす素数が無数に存在する」と言えました.