以下の値の求め方を解説してみます。
ここで
はnCkを表します
題材は1995年度の東大数学後期第1問です
(1+x)^3n
ですから、x=1,ω,ω^2を上式に代入して辺々足すと
より、
また、(1+1)^3n,ω^2×(1+ω)^3n,ω×(1+ω^2)^3nの辺々足すと
同様に(1+1)^3n,ω×(1+ω)^3n,ω^2×(1+ω^2)の辺々たすと
このように
の形で表される二項係数の和は、modpでの分離を考え、二項定理のxに1のp乗根を代入することにより求めることが可能です。
また、ほかの解法として隣接2項間の連立漸化式などでも解くことが可能です(東大では、こちらの誘導で出していました)
最後にちょっとした応用問題です
この値を求めてみてください
解答は次回