カウントゲームとは
参加者は二人。1から50まで二人でカウントしていきます。その際に最低1つ最大3つの数までカウントできるという縛りがあります。そして最終的に50をカウントしてしまった方が負けです。
必勝法
50を言ったら負けなので勝つためには自分の番で49を言う必要があります。なので次に相手にどうやって49を言わせないかを考えます。
$$
40\ \textcolor{blue}{41}\ 42\ 43\ 44\ \textcolor{blue}{45}\ 46\ 47\ 48\ \textcolor{blue}{49}\ 50\ $$ と数を並べてみました。
最大3つカウントができるので相手に49を言わせないためには自分が45でカウントを終える必要があります。45を言うためには41とこの操作を繰り返し行います。
49 45 41 37 33 $ \cdots $ 9 5 1 と最後は1となります。
つまり4で割ったとき1余る数を言っていけば必勝となることが分かりました。
ゲームの拡張と必勝法の一般化
参加者二人。1からNまでを二人でカウント。最低1つ最大Cつカウントができる場合を考えます。同様に勝つためには自分の番で(N-1)を言う必要があります。漸化式を考え勝敗を分ける自然数を辿っていきます。$$
a_{0}=N-1 \\
a_{n+1}=a_{n}-(C+1) から
$$
$$
a_{n}=(N-1)-n(C+1)
$$
ここで漸化式の最小値をR(≠0)と置くと、(N-1)を(C+1)で割った時の余りもRであることが簡単に分かります。
したがってR=0の場合は(c+1)の倍数、R≠0の場合なら(C+1)で割った時の余りがRの数でカウントを終えると必勝となります。
ゲームの派生
カウントゲームと数学的に同一なものが他にもあります。