はじめに
この記事では, Twitterで出した, 以下の問題の解説を書こうと思います.
整数に対し を求めよ.
とおくと であることを利用して,
自然数に対し をで表せ.
自然数に対し を求めよ.
整数に対し を求めます. これはよくあるやつですね.
のとき
となります.
のとき
となります.
のとき
いわゆる積和の公式より,
となります.
自然数に対し をで表します. 少し工夫がいるかもしれない, 大事なところです.
問題文にあるとおり, とおくと であるので,
となります. ただし, 最後の行で足す順番を変えました. (内が正と負のときで値が同じになるのでまとめて, さらにのときだけ特殊なのでΣの外に出しました.)
自然数に対し を求めます. もちろんを使います.
ここで, より, の中身が同じもののみ, 値に影響してくることを利用します. のとき, 中身が同じになるような項はなく, 積分値はです. のとき,
と, 求めることができました.
ちなみに, ここでとしてみると
ところで なので
という良く知られた結果を得ます! これの, 漸化式を立てない導き方もあるというのが少し驚きました!😳