この記事では
前回の記事
に続いて
今回の考察では次のような結果が得られました。
が
が成り立つ。
ただし
の唯一の正の実数解としました。
前回
では
今回は 前回の記事 での考察を元にまず以下の結果を示します。
方程式
が成り立つ。
これがわかれば
が成り立つのであとはこれが
以上であれば十分であることを示して命題1を得ます。
まず
の解とすると
が成り立つのでした。
ここで
と表せ、この両辺の
つまり極方程式
が得られます。この方程式から
いま
は
和積の公式から
が成り立つことに注意する。
いま
より
が成り立ち、また
に注意すると
が成り立つ。
よって
さてこの補題と
方程式
が成り立つ。
なお
が成り立ちます。
ちなみに増減表におまけとして示したように
とも評価できる。
さて
前回の記事
と同じように
とおくと
つまり
命題2を得たいま
が成り立つので次はこの右辺を評価していこう。
において
が成り立つ。
まず
が成り立つことを示す。
いま
なので
を得る。
また
が成り立っているので
以上より以下の主張を得る。
少なくとも
において
ちなみに
ここで
が成り立つように取ってみる。
このとき
と評価できるとすると、少なくとも
でなくてはならないので
が成り立つ。
いま
が成り立つことに注意すると
の対数を取ることで
つまり
と評価できることから主張を得る。
したがってこの一連の手法では