任意に選んだ2数が互いに素である確率
有名な問題ですが, 自分で考えた証明が少し面白くてお気に入りなので, 紹介させていただきます.
申し訳ありませんが, この記事の非厳密なところには目をおつぶりください.
(証明)
まず, 一般に, 任意に選んだ2数の最大公約数がである確率をとおきます. が求める確率です.
選んだ2数をとすると,
「の最大公約数がである」「がの倍数でかつ の最大公約数が1である」
と言い換えられます.
がの倍数である確率はもちろんです.
また, の最大公約数が1である確率を考えると, が任意の2数であったことからも任意の数なので, この確率はに等しいです.
以上より, とわかりました.
一方, 全ての確率を足すとにならなければなりません. 即ち, が成り立ちます.
従って, なので,
とわかりました.
同様に考えて, ランダムな数が互いに素である確率はであると言えそうです.