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任意に選んだ2数が互いに素である確率

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任意に選んだ2数が互いに素である確率

有名な問題ですが, 自分で考えた証明が少し面白くてお気に入りなので, 紹介させていただきます.
申し訳ありませんが, この記事の非厳密なところには目をおつぶりください.

任意に選んだ2数が互いに素である確率は, 6π2 である.

(証明)
まず, 一般に, 任意に選んだ2数の最大公約数がkである確率をpkとおきます. p1が求める確率です.

選んだ2数をm,nとすると,
m,nの最大公約数がkである」m,nkの倍数でかつ mk,nk の最大公約数が1である」
と言い換えられます.

m,nkの倍数である確率はもちろん1k2です.
また, mk,nk の最大公約数が1である確率を考えると, m,nが任意の2数であったことからmk,nkも任意の数なので, この確率はp1に等しいです.

以上より, pk=p1k2 とわかりました.

一方, 全ての確率を足すと1にならなければなりません. 即ち, k=1pk=1 が成り立ちます.

従って, k=1p1k2=1 なので,
p1=1k=11k2=6π2
とわかりました.

同様に考えて, ランダムなn数が互いに素である確率は1ζ(n)であると言えそうです.

投稿日:2020117
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投稿者

東大理数B4です

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