今回は、部分積分を繰り返すことで得られる級数を紹介します。具体的には、簡単な例として、指数関数のテイラー展開
を作り、同じようにして
を求めてみたいと思います。あまり厳密な議論はせず、できるだけ軽い記事にしたいと思います。
これから、部分積分を繰り返すということをするので、計算負荷軽減のため、いわゆる「瞬間部分積分」というものを準備しておきます。詳しくはヨビノリさんの こちら の動画をご覧ください。
可積分な2つの関数の積
となります。つまり、
当然
となり、したがって、
を得ます。
同じ方法で、
も求められることを見てみましょう。
一方、
となるので、積分定数のズレを考慮して、
形を整えれば、
と求まりました。
読んでいただきありがとうございました。