収束領域はZ[1n!]=e1z(収束領域は|z|>0)
f(x):=exとおく。f(x)を0のまわりでテイラー展開してf(x)=∑n=0∞f(n)(0)xnn!ただし、f(n)(x)はf(x)のn階微分。ここでexは微分しても変化しない性質をもつ。つまりf(1)(x)=ex=f(x)なのでf(n)(x)=exとなる。f(n)(0)=e0=1。よってf(x)=∑n=0∞xnn!ここでx=1zを代入すると、limx→0f(n)(x)=limz→∞f(n)(1z)=f(n)(0)なので収束領域はf(1z)=∑n=0∞1n!(1z)n=∑n=0∞1n!z−n=Z[1n!](収束領域は|z|>0)となる。一方でf(1z)=e1zなので命題が示された。
f(n):=1n!とおくと漸化式f(n)=1n1(n−1)!=f(n−1)nが得られる。この漸化式に離散デルタ関数δ(n)と単位階段関数u(n)を使って初期値f(0)=1を埋め込んでf(n)={1(n=0)f(n−1)n(n>0)=δ(n)+f(n−1)nu(n−1)両辺をz変換する。limn→0f(n−1)u(n−1)=0なのでz変換の積分則を使って変換のシフト則F(z)=1+Z[f(n−1)nu(n−1)]∵Z[δ(n)]=1=1+∫z∞w−1Z[f(n−1)u(n−1)]dw=1+∫z∞w−2Z[f(n)u(n)]dw∵z変換のシフト則=1+∫z∞w−2F(z)dwただしF(z):=Z[f(n)]。ここで両辺をzで微分してddzF(z)=−z−2F(z)これは変数分離型の微分方程式なので収束領域は∫dF(z)F(z)=∫−z−2dz⟹logF(z)=1z+C0∴F(z)=e1z+C0=C1⋅e1z(収束領域は|z|>0) ただし、C0,C1は積分定数。積分定数C1を求める。z変換の初期値の定理からlimz→∞F(z)=f(0)なので両辺のz→∞の極限をとってf(0)=C1⋅limz→∞e1z=C1⋅1=C1 f(0)=1なのでF(z)=Z[1n!]=e1zとなり、命題が示された。
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