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大学数学基礎解説
文献あり

Fagnanoの発見(楕円積分)

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楕円、双曲線、サイクロイドの弧の新たな測定を取り出す定理

下記の2つの多項式X,Zにおいて、また方程式(1)においてh,l,f,gは定数とする.

方程式(1) (fhx2z2)s+(flx2)s+(flz2)s+(gl)s=0

(多項式X) dxhx2+lfx2+g

(多項式Z) dzhz2+lfz2+g

  1. 方程式(1)においてs=1ならX+Zの積分はhxzfl

  2. 方程式(1)においてs=1ならX+Zの積分はxzhg

(i) s=1のとき,方程式(1) fhx2z2+flx2+flz2+gl=0
z2=flx2glfhx2+fl,x2=flz2glfhz2+fl
より,
1z=±fhx2+llfx2+g,1x=±fhz2+llfz2+g
方程式(1)より,fhx22zdz+fhz22xdx+fl2xdx+fl2zdz=0
2fxzで両辺を割ると,
hxdz+hzdx+ldxz+ldzx=0
flで両辺を割ると,
hxdzfl+hzdxfl±(X+Z)=0
両辺を積分すると,
hxzfl±(X+Z)=0

(ii) s=1のとき,
1fhx2z2+1flx2+1flz2+1gl=0
gl+ghz2+ghx2+fhx2z2=0
以下同様

参考文献

[1]
Giulio Carlo Fagnano, Opere Matematiche, Volume Secondo, 1750, pp.287-292
投稿日:2021225
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