非負の単調増加列における単調収束定理の証明について,参考文献に載っている証明とは異なる,より簡単な証明を思いついたのですが,どこか誤りがあるような気がして不安になっています.内容としては,上に有界な単調列が収束する,という定理の証明の系という感じです.もし誤りがあるのでしたら,どなたか教えていただけないでしょうか.逆に正しい場合には,正しそうだと教えていただけないでしょうか.
「非負関数列の単調収束定理」可測関数列 fnが, , fn≥0,fn↑f a.e.を満たすならば,limn→∞∫Xfndμ=∫Xfdμが成り立つ.
[私の思いついた証明]supfn=fなので,任意のε>0に対して,ある自然数N∈Nがあって,fN>f−εが成り立つ.よって,n>Nならば,fnは単調増加列なので,ε>f−fn≥0が成り立つ.したがって,Lebesgue積分の単調性と線形性から,ε∫Xdμ>∫Xfdμ−∫fndμ≥0が成り立つ.ε>0は任意なので,limn→∞∫Xfndμ=∫Xfdμが成り立つ.□
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