まず次のように記号を定義する.
leave-one-out(loo)情報量を次で定義する:
この右辺は「データを1個抜いて作った事後分布で作った予測分布で抜いておいたデータの対数尤度を評価したときの値の総和」を意味している.
これと事後分布の定義;
から愚直に計算して, 次を得る.
この等式は「サンプル1つあたりの尤度の逆数を事後分布により平均したものの総和」で loo 情報量が得られることを示している. つまり事後分布を何回も作り直す必要がなくなって便利である.
汎化損失を次で定義する:
ここで
汎化損失を次のように書き直してみる:
この等式から,
であるから, 汎化損失が小さいほどデータを生成した分布に近い予測分布が得られていることが言える.
loo 情報量は汎化損失をデータ(標本の実現値)で置き換えて計算しているので, 標本サイズ
一般にデータを生成した分布