を自然数の無限列からなる可算集合とする。を整列させてとする。各に対し を以下のように定める。
すなわちはの部分列とならないようなからなる集合ではより長い自然数の有限列の集合となる。まずがに於いて稠密であることを確かめる。すなわち、であることを見る。の定義からが成り立つのはがの部分列であることであったので、任意のに対して、あるの拡大列での部分列にならないものが存在すれば良い。今の長さがであるとしたらの番目の元と異なる自然数をとしてと列 の連結はの部分列とならないため良い。次にがに於いて稠密であることを確かめる。すなわち、であることを見る。これはの拡大列で長さがより大きいものが存在するので明らかである。
今 はに於いて稠密であることが分かったのでとすれば、命題1から-ジェネリックフィルターが存在する。任意のに対しであるから、任意のに対し、より長い有限列が存在し、はフィルターであることから貼り合わせはの元である。また同様に任意のに対しであるから、任意のに対し、の部分列にならないようなが存在し、はフィルターであることから貼り合わせはではない。よってつまりであり、はの任意の可算部分集合であったことからは可算集合ではない、すなわちからへの全射が存在しないことが分かる。