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図形と複素数2

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複素数と図形

変換

w=2z+iとする。点z原点を中心とする半径1の円周上を動くとき,点wはどのような図形を描くか。

解答

|z|=1である。z=wi2として,代入し,

|wi2|=1

|wi|2=1

|wi|=2

よって,点wは点iを中心,半径2の円を描く。

図形的な説明(変換)

  • wは点zをどのように動かした(変換した)のか考えてみる。w=2z+iなので,点zを原点を中心に2倍に拡大して,その後,iだけ,平行移動すると,点wとなる。

  • また,w=2z+i

w+i=2(z+i)

と変形できるので,『点zを点iを中心に2倍に拡大すると,点wとなる。』とも説明できる。このiは不動点を求める計算は次のようになる。数列の漸化式の特性方程式と類似性がある。

α=2α+iα=i

変換の様子 変換の様子

問題

w=3z+2とする。点z原点を中心とする半径1の円周上を動くとき,点wはどのような図形を描くか。また,点wは点zをどのように動かしたものか説明せよ。

投稿日:2020117
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