をいう.
線形空間
実は、冪等写像であることと射影であることは同値になります。
射影
任意の
であるから, 射影
冪等写像
任意の
また,
より,
以上から,
上記の直和分解と
命題1を示すにあたっては、特に体上のベクトル空間であるという情報は用いていないため、命題1は一般に環上の加群においてもまったく同様に成り立つ。
上の命題は任意の線形空間について成り立つ話だったわけですが、
このとき,
任意の
とかけて,
となり,
とすると,
となり,
次に,
であるとする.両辺に
である.
ここで,
したがって,
すると,
は
となるので,
以上より, 示された. □
命題2において,
例えば, 実数列全体のなすベクトル空間
で定める.すると,
であるが,一方,
であるので,