自分用のノート
ACCについて:
https://mathlog.info/articles/PeSr2Lte3hK3nF9hVlgF
ACCとDCCを満たすモジュラー束を有限長モジュラー束という。
(有限長モジュラー束 ⇔ ACCとDCCを満たすモジュラー束 ⇔ 有限極大鎖を持つモジュラー束)
有限次元ベクトル空間$V$の部分空間全体の為す束$(K(V),\subset)$は有限長モジュラー束である。(上限は$+$、下限は$\cap$で与えられる)
モジュラー束$L$と$a,b \in L$に対し、
$\phi: [a \wedge b, b] → [a,a \vee b];\ x ↦ x \vee a$
$\psi: [a,a \vee b] → [a \wedge b, b];\ y ↦ y \wedge b$
と定めると、これらは互いに逆であり、順序を保つ。
$[a \wedge b, b] \simeqord [a,a \vee b]$
$$ \xymatrix{ & a \vee b \ar@{-}@[red][ld] \ar@{-}[rd] & \\ a \ar@{-}[rd] & & b \ar@{-}@[red][ld] \\ & a \wedge b & } $$
[$\phi$と$\psi$はwell-defined]
$x \in [a \wedge b, b]$を取る。
$a \le x \vee a$である。
$x \le b$だから、$x \vee a \le a \vee b$
よって、$\phi(x) \in [a,a \vee b]$
$y \in [a,a \vee b]$を取る。
$y \wedge b \le b$である。
$a \le y$だから、$ a \wedge b \le y \wedge b$
よって、$\psi(y) \in [a \wedge b, b]$
[$\phi$と$\psi$は順序を保つ]
明らか。
[$\psi \circ \phi = \id_{[a \wedge b, b]}$]
$x \in [a \wedge b, b]$を取る。
$x \le b$だから、モジュラー律より、
$\psi(\phi(x)) = (x \vee a) \wedge b = x \vee (a \wedge b)$
また、$a \wedge b \le x$だから、
$\psi(\phi(x)) = x$
[$\phi \circ \psi = \id_{[a,a \vee b]}$]
$y \in [a, a \vee b]$を取る。
$a \le y$だから、モジュラー律より、
$\phi(\psi(y)) = (y \wedge b) \vee a = y \wedge (b \vee a)$
また、$y \le a \vee b$だから、
$\phi(\psi(y)) = y$
上半束$L$と$a,b \in L$に対し、$[a,b]$は$L$の部分上半束
下半束$L$と$a,b \in L$に対し、$[a,b]$は$L$の部分下半束
従って、束$L$と$a,b \in L$に対し、$[a,b]$は$L$の部分束
(上半)
$L$:上半束
$a,b \in L$
$x,y \in [a,b]$を取る。
$a \le x,y$より、$a \le x \vee y$
$x,y \le b$より、$x \vee y \le b$
従って、$x \vee y \in [a,b]$
(下半)
略
上半束$L$と$a,b,c \in L$に対し、$a\not=b$で$a \prec c, b\prec c$とすると、
$a \vee b = c$
$a \le a \vee b \le c$であるから、$a \vee b = a$または$c$である。
$a \vee b = a$と仮定すると、$b \le a \lt c$となり、$b \prec c$であるから、これは$a \not= b$に矛盾。
よって、$a \vee b = c$
半順序集合$P$に対し、その全ての極大鎖の濃度が等しいとき、$P$はJordan-Hölderの鎖条件(JHCC)を満たすという。
モジュラー束$L$が有限極大鎖を一つでも持てば(i.e. ACCとDCCを満たせば)、$L$の全ての極大鎖は有限で、それら有限極大鎖の濃度は等しい。
モジュラー束であるから、有限極大鎖を一つでも持てば、ACCとDCCを満たし、ゆえに全ての鎖は有限である。
「モジュラー束が濃度$n$の有限極大鎖を持てば、全ての有限極大鎖の長さは$n$である」を全ての$n \in \mathbb{N}$について示す。
$n$に関する帰納法で示す。
[$n=0$の時]
濃度$0$の有限極大鎖を持つモジュラー束$L$を取る。
$L$は空集合であり、全ての有限極大鎖は空である。
[$n=1$の時]
濃度1の有限極大鎖を持つモジュラー束$L$を取る。
$L$は束であるから、一点集合であり、全ての有限極大鎖は一点集合である。
[$n< k$で成り立つ⇒$n=k$で成り立つ]
$n< k$で成り立つとする。
濃度$k$の有限極大鎖を持つモジュラー束$L$を取る。
$L$の有限極大鎖を2つ取り、
$C:0 = x_0 \prec x_1 \prec \cdots \prec x_{k-2} \prec x_{k-1} = 1$
$D:0 = y_0 \prec y_1 \prec \cdots \prec y_{m-2} \prec y_{m-1} = 1$
と表す。
$k=m$を示す。
[$x_{k-2} = y_{m-2}$の場合]
$[0,x_{k-2}] = [0,y_{m-2}]$である。
$0 = x_0 \prec x_1 \prec \cdots \prec x_{k-2}$は$[0,x_{k-2}]$の有限極大鎖であり、
$0 = y_0 \prec y_1 \prec \cdots \prec y_{m-2}$は$[0,y_{m-2}]$の有限極大鎖である。
よって、帰納法の仮定より、$k-1 = m-1$だから、$k=m$
[$x_{k-2} \not= y_{m-2}$の場合]
$x_{k-2} \prec 1$かつ$y_{m-2} \prec 1$より、$x_{k-2} \vee y_{m-2} = 1$
$z = x_{k-2} \wedge y_{m-2}$と置くとダイヤモンド同型定理より、
$[x_{k-2} \wedge y_{m-2},y_{m-2}] \simeqord [x_{k-2}, x_{k-2} \vee y_{m-2}]$
即ち、$[z,y_{m-2}] \simeqord [x_{k-2}, 1] = \{x_{k-2},1\}$
よって、$z \prec y_{m-2}$
また、$[x_{k-2} \wedge y_{m-2},x_{k-2}] \simeqord [y_{m-2}, x_{k-2} \vee y_{m-2}]$でもあるから、
$z \prec x_{k-2}$
$$ \xymatrix{ & 1 & \\ x_{k-2} \ar@/_1pc/@{-}[rddd] \ar@{-}[ru] & & y_{m-2} \ar@/^1pc/@{-}[lddd] \ar@{-}[lu] \\ & z \ar@{-}[lu] \ar@{-}[ru] \ar@{-}[dd] & \\ & & \\ & 0 & } $$
$[0,z]$もモジュラー束であり、ACCとDCCを満たすから、有限極大鎖$E$を持つ。
$E\cup\{x_{k-2}\}$は$[0,x_{k-2}]$の有限極大鎖だから、帰納法の仮定より、その濃度は$k-1$
従って、$E$の濃度は$k-2$
一方、$E\cup\{y_{m-2}\}$の濃度は$k-1$であり、帰納法の仮定から、$[0,y_{m-2}]$の有限極大鎖の濃度は$k-1$
ゆえに、$m=k$
従って、数学的帰納法より、任意の$n \in \mathbb{N}$に対し、モジュラー束が濃度$n$の有限極大鎖を持てば、全ての極大鎖の濃度は$n$である。
半順序集合$P$に対し、$P$の任意の区間がJHCCを満たすとき、$P$はJordan-Dedekindの鎖条件(JDCC)を満たすという。
有限長モジュラー束は、JDCCをも満たす。
なぜなら、有限長モジュラー束の区間もまた有限長モジュラー束であるから。
モジュラー束$L$に対し、$L \times L$上の二項関係を以下で定める。
$(a,b) \sim (c,d) :⇔ b \vee c = d$かつ$b \wedge c = a$
$\sim$は反射律は満たすが、対象律と推移律を満たさない。
そこで、$\sim$を含む最小の同値関係を$\sim^*$とする。
$\sim^*$を透視関係と呼ぶ。(この翻訳あってるんですかね?)
$(a,b)\sim'(c,d) :⇔ (a,b)\sim(c,d)$または$(c,d)\sim(a,b)$と定めると、$\sim'$は対称律を満たし、
$\sim^*$は「有限個の$\sim'$を乗り継いで関係を持つ」という関係になっている。
二項関係について: https://mathlog.info/articles/9V0pOHnGtSzJ5hN67TXT
$(a,b) \sim (c,d) ⇒ [a,b]\simeqord[c,d]$
$(a,b) \sim (c,d) ⇒ (a,b) \sim^* (c,d)$
[$(a,b) \sim (c,d) ⇒ [a,b]\simeqord[c,d]$]
ダイヤモンド同型定理より、
$[b \wedge c, b] \simeqord [c, b \vee c]$
この時、$(a,b) \sim(c,d)$とすると、$b \vee c = d$かつ$b \wedge c = a$だから、
$[a,b] \simeqord [c,d]$
モジュラー束$L$と$a,b \in L$に対し、
$(a \wedge b, a) \sim (b, a \vee b)$
$$ \xymatrix{ & a \vee b \ar@{-}@[red][ld] \ar@{-}[rd] & \\ a \ar@{-}[rd] & & b \ar@{-}@[red][ld] \\ & a \wedge b & } $$
定義をよく見る。
この関係を成り立たせる最小の同値関係を$\sim^*$と言っている。
有限長モジュラー束から2つ有限極大鎖を取る。
$C:0 = x_0 \prec x_1 \prec \cdots \prec x_{n-1} = 1$
$D:0 = y_0 \prec y_1 \prec \cdots \prec y_{n-1} = 1$
この時、ある置換$\sigma \in \mathfrak{S}_{n-1}$が存在して、全ての$0 \le i \le n-2$に対して、$(x_i,x_{i+1}) \sim^* (y_{\sigma(i)},y_{\sigma(i)+1})$
「濃度$n$の有限極大鎖をもつモジュラー束に対してそのような置換が存在する」を全ての$n \in \mathbb{N}$に対して示す。
$n$に関する帰納法で示す。
[$n=0$の時]
濃度$0$の有限極大鎖をもつモジュラー束$P$を取る。
$P$は空である。空写像$\sigma \in \mathfrak{S}_0$が条件を満たす。
[$n=1$の時]
濃度$1$の有限極大鎖をもつモジュラー束$P$を取る。
$P$は一点集合である。恒等写像$e \in \mathfrak{S}_1$が条件を満たす。
[$n=2$の時]
濃度$2$の有限極大鎖をもつモジュラー束$P$を取る。
$P$は二点集合である。恒等写像$e \in \mathfrak{S}_2$が条件を満たす。
[$n=3$の時]
濃度$3$の有限極大鎖をもつモジュラー束$P$を取る。
2つの有限極大鎖を取る。
$0 \prec x \prec 1$
$0 \prec y \prec 1$
[$x=y$の時]
恒等写像$e \in \mathfrak{S}_3$を取ればよい。
[$x\not=y$の時]
ダイヤモンド補題より
$(0,x) \sim^*(y,1)$
$(0,y) \sim^*(x,1)$
$\sigma$として、$1$と$2$を入れ替える置換を取ればよい。
[$n< k$で成り立つ ⇒ $n = k$で成り立つ]
$n< k$で成り立つとする。
濃度$k$の有限極大鎖をもつモジュラー束$P$を取る。
$P$の有限極大鎖を2つ取り、
$C:0 = x_0 \prec x_1 \prec \cdots \prec x_{k-2} \prec x_{k-1} = 1$
$D:0 = y_0 \prec y_1 \prec \cdots \prec y_{k-2} \prec y_{k-1} = 1$
と表す。
[$x_{k-2} = y_{k-2}$の場合]
$[0,x_{k-2}] = [0,y_{k-2}]$である。
$0 = x_0 \prec x_1 \prec \cdots \prec x_{k-2}$は$[0,x_{k-2}]$の有限極大鎖であり、
$0 = y_0 \prec y_1 \prec \cdots \prec y_{k-2}$は$[0,y_{k-2}]$の有限極大鎖である。
よって、帰納法の仮定より、ある$\tau \in \mathfrak{S}_{k-2}$が存在して、全ての$0 \le i \le k-3$に対し、$(x_i,x_{i+1}) \sim^*(y_{\tau(i)},y_{\tau(i)+1})$
$(x_{k-2},1)=(y_{k-2},1)$だから、反射律より、$(x_{k-2},1)\sim^*(y_{k-2},1)$
よって、
$\sigma(i)= \begin{eqnarray}
\left\{
\begin{array}{l}
\tau(i)\ (0 \le i \le k-3) \\
k-2 \ (i = k-2)
\end{array}
\right.
\end{eqnarray} $
と定めると、全ての$0 \le i \le k-2$に対し、$(x_i,x_{i+1}) \sim^*(y_{\sigma(i)},y_{\sigma(i)+1})$
[$x_{k-2} \not= y_{k-2}$の場合]
$x_{k-2} \prec 1$かつ$y_{k-2} \prec 1$より、$x_{k-2} \vee y_{k-2} = 1$
$z = x_{k-2} \wedge y_{k-2}$と置くと、ダイヤモンド補題より、
$(z,x_{k-2}) \sim^*(y_{k-2},1)$
$(z,y_{k-2}) \sim^*(x_{k-2},1)$
$[0,z]$の有限極大鎖を一つ取り、$E$とする。
$E:0 = z_0 \prec z_1 \prec \cdots \prec z_{k-3} = z$
$$ \xymatrix{ & 1 & \\ x_{k-2} \ar@/_1pc/@{-}[rddd] \ar@{-}[ru] & & y_{k-2} \ar@/^1pc/@{-}[lddd] \ar@{-}[lu] \\ & z_{k-3} \ar@{-}[lu] \ar@{-}[ru] \ar@{-}[dd] & \\ & & \\ & 0 & } $$
$C':0 = c_0 = z_0 \prec c_1 = z_1 \prec \cdots \prec c_{k-3} = z_{k-3} \prec c_{k-2} = x_{k-2} \prec c_{k-1} = 1$
$D':0 = d_0 = z_0 \prec d_1 = z_1 \prec \cdots \prec d_{k-3} = z_{k-3} \prec d_{k-2} = y_{k-2} \prec c_{k-1} = 1$
と置く。
[$C$と$C'$の比較]
$C$と$C'$は共に$[0,x_{k-2}]$の極大鎖に$1$を付け加えたもの。
$x_{k-2}$以下の部分を見ると、それぞれ濃度$k-1$の極大鎖であるから、帰納法の仮定より、ある置換$\tau$があって、任意の$0 \le i \le k-3$に対し、$(x_i,x_{i+1}) \sim^* (c_{\tau(i)},c_{\tau(i)+1})$
$[x_{k-2},1]$の部分は共有しているから、$\tau$に$k-2$を$k-2$に送るという条件を付け加えたものを$\sigma_C$とすれば、任意の$0 \le i \le k-2$に対し、$(x_i,x_{i+1}) \sim^* (c_{\sigma_C(i)},c_{\sigma_C(i)+1})$
[$D$と$D'$の比較]
同様に、ある$\sigma_D$があって、任意の$0 \le i \le k-2$に対し、$(d_i,d_{i+1}) \sim^* (y_{\sigma_D(i)},y_{\sigma_D(i)+1})$
[$C'$と$D'$の比較]
$z$以下の部分は共有している。
$C'$の上部:$(z,x_{k-2}),(x_{k-2},1)$
$D'$の上部:$(z,y_{k-2}),(y_{k-2},1)$
を見ると、さっき言ったように
$(z,x_{k-2}) \sim^* (y_{k-2},1)$
$(z,y_{k-2}) \sim^* (x_{k-2},1)$
だから、
$k-4$以下は恒等で、$k-3$と$k-2$を入れ替える置換を$\sigma_E$とすれば、任意の$0 \le i \le k-2$に対し、$(c_i,c_{i+1}) \sim^* (d_{\sigma_E(i)},d_{\sigma_E(i)+1})$
[比較終了]
よって、$\sigma = \sigma_D \circ \sigma_E \circ \sigma_C$と置けば、任意の$0 \le i \le k-2$に対し、$(x_i,x_{i+1}) \sim^* (c_{\sigma_C(i)},c_{\sigma_C(i)+1}) \sim^* (d_{\sigma_E\sigma_C(i)},d_{\sigma_E\sigma_C(i)+1}) \sim^* (y_{\sigma_D\sigma_E\sigma_C(i)},y_{\sigma_D\sigma_E\sigma_C(i)+1})$
従って、数学的帰納法より、任意の$n \in \mathbb{N}$に対し、条件を満たす置換が存在する。
有限長モジュラー束$L$は、有限極大鎖を持ち、全ての極大鎖の濃度は等しい。
$L$の極大鎖の濃度を$n$として、$L$の高さを$\rho(L)=n-1$と定義する。
有限長モジュラー束$L$と$a \in L$に対し、$↑^La$と$↓^La$も有限長モジュラー束である。
ACCとDCCは部分順序集合へ遺伝する。
モジュラー性は部分束へ遺伝する。
$↑^La$と$↓^La$は部分束である。
有限長モジュラー束$L$と$a \in L$に対し、
$\rho(L) = \rho(↑^La)+\rho(↓^La)$
$↑^La$の極大鎖$C$と$↓^La$の極大鎖$D$を取る。
$C \cap D = \{a\}$である。
従って、$n=|C|, m=|D|$とすると、$|C \cup D| = n+m-1$
そして、$C \cup D$は$L$の極大鎖である。
よって、$\rho(L) = n+m-2 = \rho(↑^La)+\rho(↓^La)$
有限長モジュラー束$L$と$a \in L$に対し、$\rank(a) := \rho(↓^La)$と定める。
$\rank(1) = \rho(L)$
$\rank(0) = \rho(\{0\}) = 0$
有限長モジュラー束$L$と$a,b \in L$に対し、
$\rank(a \vee b) + \rank(a \wedge b) = \rank(a) + \rank(b)$
[$a\le b$の場合]
$\rank(a \vee b) + \rank(a \wedge b) = \rank(b) + \rank(a)$
[$a \ge b$の場合]
$\rank(a \vee b) + \rank(a \wedge b) = \rank(a) + \rank(b)$
[$a$と$b$が比較不能の場合]
$$
\xymatrix{
& a \vee b & \\
a \ar@{-}[ru]|-{d} & & b \ar@{-}[lu]|-{c} \\
& a \wedge b \ar@{-}[lu]|-{c} \ar@{-}[ru]|-{d} \ar@{-}[dd]|-{n} & \\
& & \\
& 0 &
}
$$
$n = \rank(a \wedge b)$
$c = \rho([a \wedge b, a])$
$d = \rho([a, a \vee b])$
と置く。
ダイヤモンド同型定理より、
$\rho([b, a \vee b]) = c$
$\rho([a \wedge b, b]) = d$
従って、
$\rank(a) = n+c$
$\rank(b) = n+d$
$\rank(a \vee b) = n+c+d$
ゆえに、
$\rank(a \vee b) + \rank(a \wedge b) = \rank(a) + \rank(b)$
$a \in L$に対し、$1 = a\vee b$かつ$0 = a \wedge b$となる$b \in L$を$a$の補元という。$b$が$a$の補元の時、$a$は$b$の補元である。
$a,b$が互いに補元の時、$\rank(1) = \rank(a) + \rank(b)$
有限次元ベクトル空間$V$の部分空間全体の為す束$K(V)$において、$\rank$は$\dim$で与えられる。
$W_0,W_1 \le V$に対し、$\dim(W_0+W_1) + \dim(W_0 \cap W_1) = \dim(W_0) + \dim(W_1)$
$W_0$と$W_1$が補空間の時、$\dim(V) = \dim(W_0)+\dim(W_1)$