備忘録のような記事。幾何の研究の途中でこの問題が必要になったので示しておく。
先行研究をご存知の方は是非コメントを願いたい。
問題
平行四辺形において、点を中心とする円を描く。同様にも描く。
との2交点をそれぞれ、との2交点をそれぞれ、との2交点をそれぞれ、との2交点をそれぞれとする。
このとき、8点は1つの2次曲線(もしくはそれが退縮したもの)上にあることを示しなさい。
解答
幾何を嗜むものとしてあまり好ましくない選択だが、解答を簡潔にするため座標を用いて示す。
平行四辺形の4頂点の座標をそれぞれとすると、~の方程式は実数を用いて
と表せる。 ここで8点~が共通して満たす性質を考えると、それは円または円上にあるかつ円または円上にある
ということである。したがって、以下の2つの式が描くグラフはいずれも8点~を全て通る。
さて、おぼろげながら以下のような式が思い浮かぶ。
を変形していく。(ただし、とおく)
以上の変形から、はに関する2次以下の式である。は明らかに8点~を通るため、題意は示された。(証明終)あとがき
4つの円の半径が全部任意であるところがよい。拡張の可能性を感じさせる。
ただ、今回の記事はあまりネタ要素を入れられなかったので、謹み慎み反省の意を示す所存である。次回はもう少しネタに奔りt