まずをなる実数とする.また,直交座標平面上において原点中心で半径がであるような円の周上でしかもを満たす部分にある点を,原点をとする.この時,半径がでを通るような円を考える.
さて,の座標はなるを用いてと表される.またこの時(は軸上の正の部分のある点)となっている.では,円を表す方程式を求めよう.
求める方程式を半径がであることからと置く.これがを通るので
が成立する.式を展開しについて解き,式に代入する.
これをに代入すると
にこれを代入すれば従っての方程式は次のようになる.
さて,この円が軸と交わる原点でない点をとする.この点の座標を求める.の方程式においてとすることによりとなるが,が明らかに解であるのでこの方程式はなる形になる.即ち定数項はになるので計算するととなる.従っての座標はと表される.さてここで直線の傾きを求めるととなりはに依らない.これは即ち円周角の定理である.