数学は楽しいですか?
よく「数学ができない生徒はなぜできないのか」という議論を耳にする。
結論は実にさまざまである。
例えば、
教師の教え方が悪い
学校における授業以前の導入がおろそかである
小学校の算数と、中学校の数学との間に甚だしく差がある
日本の教育システムが適していない
などなど。誰もその答えを知らないろう。
ここで考えたいのは、「数学を好きになるのはなぜ?」という疑問。
上に述べたような問題点(と考えられているもの)が
解決されれば(もちろんそんなことはないが)、
全ての学生は数学を好きになるだろうか?
いや、そんな訳がないのは明らかであろう。
ということは、上に挙げたものは根本的な解決策につながらないのではないだろうか。
数学を好きになる/ならないの差は、他人にはどうしようもない事なのではないだろうか。
なぜ数学を好きになりましたか?
そんなことを言っているとこんな意見が投げられるかもしれない。
「私は〇〇先生の授業を聞いて感動して、数学をやる気になった」
「あの〇〇という著書を読んで、数学を志した」
「抱えた疑問が数学で解決されて、数学を勉強したくなった」
などなど。
でも、それって「あなたに数学を好きになる才能があっただけ」じゃないですか?
全員が全員、その授業を受ければ、その本を読めば、その解決プロセスを理解出来れば、
数学が好きになりますか?
これもまたまた、そんなわけがないのは明らかだろう。
さまざまな観点から、数学を好きになるとは?を考えていきたいと思う。
これには多くの人の個人的な感想が必要になるのでぜひコメントで意見をくださいね。