本稿は局所環上の有限生成加群において極小自由分解が存在するならば、複体として一意的であることを示したものである。[1]で証明が委ねられていた部分の行間を補っただけなので誤りを含む可能性が大いにある。
が次の3条件を満たすとき、これを
(1)各
(2)各
(3)
実は、極小自由分解は存在すれば複体としての同型を除いて一意的であることが示される。その前に「2つの複体が同型」とは何かを述べておく。
(条件)
2つの極小自由分解が存在すれば複体として同型であることを示したいが(2)と(3)をうまく使いたいのでそのために補題を用意する。
(1)
(2)
もう少し良い証明方法があるように思う。(元を取りまくってるので)
(1)
(
(
(2)
となり証明が完了する。
を
記号の整理のため、
1
帰納的に
これ
これを
ここで、
ここで、全射
Noether局所環上では極小自由分解が存在する。