式1がなぜ成り立つのかわからなかったので相談させて下さい。
どうやって式1を導出したのか教示頂ければ幸いです。
有限区間$[a,b]$で定義された実数値の連続関数$f(x)$が、$(a,b)$でいたるところ有限な微分係数$f^\prime(x)$を持つとする。$f^\prime(x)$が$L$可積分であるとする。
$g_n(x),G_n(x)$を下記のようにおく。
$$ g_n(x)=\max(f^\prime(x),-n) $$
$$ G_n(x)=\int_{a}^{x}g_n(t)dt $$
このとき、
$$ D^+\left(G_n(x)-f(x)\right)\geq D^+G_n(x)-D^+f(x) \tag{1} $$
が成り立つ。
ただし、$D^+$は導来数で定義されている。
$$ D^+f(a)=\varlimsup_{h\downarrow0}\dfrac{f(a+h)-f(a)}{h} $$